哲ノート

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ぐつぐつ… -末廣亭 十月下席-

2014-10-29 23:42:37 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
なにかと“イベント”でいそがしかった十月ですが、ラストは末廣亭から寄席見物。(今月3回目です)

十月下席夜席はお目当て含めて、勢いのある若手の演者がそろっていやがおうにも期待しちゃいます。

前座さんの「たらちね」(あれ、今週のマンガとおなじ演目じゃ)から始まりました。

つづいての二ツ目 朝也さんは先日のNHK新人コンクールで大賞受賞したんだって(おめでとうございます!!)

そんな朝也さんの演目は「新聞記事」初聴です。くすぐりも入ってなかなかおもしろい演目。(題名から新作みたいな感じがしますが、古典のひとつだそうです)

小菊姉さんの艶っぽい都々逸がはいって、扇治さん「やかん」…ひさびさ小ゑん師匠、もしかして「ぐつぐつ…」かなっとおもったら「ぐつぐつ」でした。(あたり!!)

なんど聴いても「クスクス…」と、しちゃう演目。でも最後は哀感でしみじみしちゃうんですよね…名作ですよ、「ぐつぐつ…ぐつぐつ」とね。

林家ペーさんの自前の歌を3番フルコーラスで聞き惚れたあと、喬太郎さん(あ、演目忘れた)圓丈さん(またまた末廣で「シンデレラ伝説」)と続いて、

中入り後が今日のまさしくハイライトでした。

菊志ん師匠の「がまの油」

菊之丞師匠の「紙入れ」

トリの三三師匠の「ろくろ首」となりました。

中入り後は、次の落語界を担う実力若手(一応!!)落語家3人が共演するというおめでたい席です。

イキが良くて、メリハリきいて、しかもウィットにとんでいて、いずれもがじっくり聴かせてくれるスタイルです。

今夜は“もうけもの”の末廣亭下席でした。

…………………。

菊志ん師匠の演目中カメラを撮る人がいて、師匠はそれを“ピースして”受け流していたんですが、今度は演目の中でその行為を“さりげなく”叱って笑いにしていたのは“ナイス”でした。
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