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哲ノート

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お札と切手の博物館訪問

2017-02-08 22:05:04 | イベント・美術館・博物館
ひさびさ王子へ…

 

以前は「王子の狐」がらみで駅をおりましたが、今回はちょっとおもしろそうな展示会をやっていたので…。

「王子」というと明治時代、日本で最初の洋紙工場(のちの王子製紙)ができ、官営の印刷局ができたことから、「紙の街」(今は国立印刷局しかないが)のイメージが別にあります。

その国立印刷局に併設されているのが、今回訪問する「国立印刷局 お札と切手の博物館」です。

王子の駅から数分歩いてこのあたりかなというところ、道路沿いにまるで“郵便局”みたいな建物でついつい行き過ぎちゃったくらい普通に在りました。

入館無料でおそるおそる入館。受付に“たぶんOB”の職員と思われるかたが出迎えてくれました。

1階が常設コーナーで「お札の歴史」「切手の歴史」から最近の印刷技術の推移、偽造防止の技術・歴史が実物をもって紹介されています。

まだ開館直後で来訪者が自分だけだったので、職員の方が個別解説してくれました。

「自分の持ち合わせた1枚の千円札」を使って、印刷技術の秘密、偽造防止の細工を“教えられる範囲で”懇切丁寧に…1つ1つの技術が「びっくり」の内容です。

緻密な凹版印刷・オフセット印刷・すかし技術・“あそび心”の隠し文字…実物のお札をもって教えてくれます。

いろいろと質問してみると、ほかにもまだまだ“教えられない”技術というものがあるそうですが…。

海外とも比べても日本の印刷技術・偽造防止技術は大変高度で誇るべきものだそうで、

自分一人だけにこんなおもしろいレクチャーをしていただいて、ほんとに感謝感謝の有意義な訪問となりました。

そういえば1枚の紙幣を、こんなに“まじまじ”と見たことないよなぁ…と、訪問後の感想。

 

本来はこの施設の2階でおこなわれている「印紙・証紙 小さなグラフィックデザインの世界」を見る予定でしたが、この常設展示だけでも十分な展示内容であり、

身近な生活の中でなくてはならない「お札・切手」というものを再認識することとなりました。

「お札と切手の博物館」けっして派手な催し物や展示内容ではなく地道な広報活動が主体の施設ではありますが、見て置いて損はない有意義な博物館です。
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