哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

ライナーノーツ

2021-09-17 22:46:09 | 思い浮かんだこと
そういえば……そういえば昨夜ひさびさ聴いた、渡辺美里「ribbon」(1988年作)

CDディスクとともにライナーノーツが入っていて・・・その巻頭に本人からこのCDアルバムに寄せた一文が載っています。

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私には手紙を通じての友だちがたくさんいます。
レコードを出す前からの友だち
真夜中のラジオの生放送にハガキを送ってくれた友だち
外国からのエアメールをくれる友だち・・・・・・・・・・・・・・・。
そんな人たちの現在を想いながら
いくつかの歌をつくってみました。
みんなとの結び目になればそしてありがとうの想いをこめて
このレコード「ribbon」を捧げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とってもピュアな一文が寄せられていて、このライナーノーツがCDアルバムとして作品の完成度を高め、よりメッセージ性の高いものになっています。



最近の音楽配信・ダウンロード楽曲が当たり前になってきた現代、こういった「ライナーノーツ」とよばれる歌詞カード・楽曲解説・曲への想いが記載されている冊子の存在感が薄れてきています。

ミュージシャン・楽曲・ジャケットとともにライナーノーツにもオリジナリティーがあって、これらがアルバムとして、まとまって1つの作品として出来上がっていました。

それに比べるといろんなそれらの情報はいつでも手に入る・・・なんて軽々しい想いでただ単に音楽に接する、音楽を聴くだけというのはどうなんでしょう。

ジャケット写真をながめながら・・・ライナーノーツの歌詞カードを読みながら・・・音楽に聴き惚れる、音楽に接する、音を楽しむ、歌詞を覚え、歌詞をアタマに刻み込む・・・そんな時代が昔ありました。

コメント
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