“にわか”美術ファンからみると、「風景画」というのは画家の意図とは関係なく、わかりやすく作画に目が引きつけられるものです。
日常の身近な風景・光景を現代的に描かれている作風をメインにした個展が府中市美術館でおこなわれているので、さっそく・・・
府中市美術館は公営美術館でありながら、個性のある美術展を年間通して企画されていて、日頃から「なにかやっているかなぁ・・・」と要チェックの美術館です。
「小西真奈 Wherever」展
どこにでもありそうな近所の公演風景から、雄大な景観まで構図から色使いまで親しみやすい画風で観る事ができます。
どうやら作成の段階で構図を写真などで撮り、それを鉛筆画でドローイング、そして水彩・油彩で描きあげる技法のようで
展示の中にありましたが、とても繊細な下書きにあたるドローイングの的確な描写が、そのあとの彩色・タッチに大きく影響しているようです。
やはりどのような作風・作画であっても、的確な下書きあってこその作品であることがわかります。
風景画のあらたな一面を観る事ができた「小西真奈 Wherever」展でした。