哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

月に吠えよ、萩原朔太郎 展 -世田谷文学館-

2022-10-04 17:57:12 | ちょっとそこまで。
いつもの“せたぶん”世田谷文学館で、またまた“行かなくちゃぁ”の企画展が・・・。(ホント好企画連発で見逃せません)

「月に吠えよ、萩原朔太郎 展 -我々はもはや 永久に孤独ではない- 」

確か中学生のころかな、萩原朔太郎の名とその詩を目にしたのは・・・、普段から「詩」というものはあまり縁がないが、この人の名は憶えていたし中学生ながら「詩」のイメージも持ち合わせていました。

その萩原朔太郎の没後80年を記念しての企画展が行われるとのことで、あらためて「萩原朔太郎とは・・・」を体感したく期待をもって訪館しました。



「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である」 

「光る地面に竹が生え、青竹が生え、地下には竹の根が生え・・・青空のもとに竹が生え、竹、竹、竹が生え。」 萩原朔太郎著 「月に吠える (序文)」から

企画展では萩原朔太郎の生い立ちを順を追って紹介し、その多くの作品を自筆の原稿などで紹介、詩の世界をイメージアップした構成になっています。

まだ開館直後の比較的空いている時間だったので、ひとつひとつの作品・詩を口ずさみながら萩原朔太郎の世界にハマってゆきました。



詩の解釈は人それぞれだと思いますが、なにか「ココロが洗われる」ような心持ちになりました。

多くの詩が紹介されていますが、なにかいいフレーズはないか、心に響くフレーズはないかと丁寧に作品に触れながら一巡


「こころは二人の旅びと されど道づれのたえて物言ふことなければ わがこころはいつもかくさびしきなり。」 萩原朔太郎 「純情小曲集」 より


今回萩原朔太郎の「詩の世界」をあらためてじっくりゆっくりとみる機会を得て、たいへん有意義なひとときを体感した面持ちとなり、ここちよい余韻をもって世田谷文学館をあとにしました。




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