美容と健康に悩む人たちと共に歩む

睡眠と不眠症

みなさん、こんにちは。

仕事や学校も始まり、正月気分もやっと抜けてきた頃でしょうか。

お正月はどのように過ごされましたか?


会社や学校が休みの上、年越しや新年会などの行事も多く、
生活のリズムが崩れた方が多いのではないでしょうか。


本日は、何度かこのブログでもお話していますが
「“不眠症”だとダイエットに失敗する」と言って良い程、
ダイエットにも非常に大切な“睡眠”について、今一度お伝えしたいと思います。

<参照記事>
睡眠の質について
不眠症とダイエットの関係
睡眠

みなさんに、健康で快適な1年をお過ごし頂くために
睡眠や不眠症についてお話致します。



①睡眠のメカニズム

睡眠には、「疲れたから眠る」という“恒常性維持機構”と
「夜になったから眠る」という“体内時計機構”の2つのメカニズムがあります。

この通常のメカニズムが崩れると、不眠症に陥ってしまいます。


■恒常性維持機構
・時刻とは関係なく、覚醒した時間の長さに影響される
・疲労や睡眠不足などで蓄積した睡眠物質により睡眠が誘発される


■体内時計機構
・時間依存性で、体内時計(概日リズム)に影響される
・夕方から夜間に、松果体から分泌されるメラトニンにより睡眠が誘発される



②不眠症とその症状について

不眠症とは、睡眠の開始及び持続において障害があり、
日常生活や社会生活に支障をきたす状態のことです。


平成19年に厚生労働省が行った調査でも、
5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」「何らかの不眠がある」と回答しており、
現在では子供から大人まで広く蔓延しています。


不眠症の基本的な症状は、以下の4種類で、
中でも、入眠障害は若い世代からの訴えが多く、
その他3種類は中~高齢者からの訴えが多いと言われています。


■入眠障害
就床後、寝つきが悪く、なかなか眠れない。
(入眠に30分~1時間以上かかり、これに苦痛を感じる場合)

■中途覚醒
入眠した後、朝起きる時間までに、何度も目が覚める。

■早朝覚醒
朝早く目覚めてしまい、再度眠ることが出来ない。

■熟眠障害
睡眠時間は十分であるにも関わらず、深く眠った感覚が得られない。



③不眠症の治療

医師による不眠症の治療では、“睡眠衛生指導”や精神的な療法を主とした上で、
睡眠薬による対症療法がおこなわれます。


“睡眠衛生指導”とは睡眠についての正しい知識を与え、
睡眠環境や生活習慣を整えるものです。


以下の注意点を理解し、実行するだけで不眠が解消される場合もあります。


■睡眠習慣に関する指導
・就床時刻と睡眠時間にこだわりすぎない
・眠くなってから床に就く
・昼寝をするなら15時前の20~30分間
・夜間の照明は明るすぎないようにする


■生活環境に関する指導
・リラックスする
・就床前はニコチンやカフェインの摂取を避ける
・起床前に日光を浴びる
・運動、食事習慣を規則正しくする


■誤った認識の是正
・寝酒は、深い睡眠を妨げる
・睡眠薬は正しく使えば安全である


以上のことから、不眠に悩んでいる方は、
まずは睡眠に関連した生活習慣を見直してみることをおすすめします。


新年を迎えたこの機会に、意識的に改善してみてはいかがでしょうか。




では。






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