美容と健康に悩む人たちと共に歩む

モナリザ症候群

みなさん、こんにちは。


今日の関東は一日冷たい雨の日となりました。
11月に入り、ぐっと寒くなってきたので、
体調管理には十分に気をつけたいものです。


さて、みなさんは「モナリザ症候群」をご存知でしょうか?


モナリザ症候群とは、“Most obesity known are low in sympathetic activity.”
(肥満者の大多数は交感神経の働きが低下している)という文章の、
頭文字をとった言葉であり、アメリカの教授が提唱した説です。

生活習慣の乱れによって交感神経の働きが鈍ってしまうと、
体の代謝が悪くなり、それほど食べていないにも関わらず、
太ってしまうということです。

食べたエネルギーや志望が燃焼しにくい、
痩せにくい体ということが言えます。


交感神経は動き回る昼間に活発になりますが、
交感神経の働きが活発になると、
アドレナリンというホルモンが分泌されます。

みなさんはこのアドレナリンというホルモンの名前は
聞いたことがあるのではないでしょうか?

アドレナリンはいくつかの受容体と結合することで
体に活発に動くように働きかけるわけですが、
この受容体の中に、スリムな体を保つ働きをするものがあります。

それが「β3アドレナリン受容体」です。

この受容体は、アドレナリンと結合すると、
消費エネルギーを増加させたり、中性脂肪の分解促進を行ったりします。

交感神経がよく働けば、βアドレナリン受容体によって、
体脂肪を溜めにくい体を作ることができるということです。


ちなみに、この受容体を保有しているかどうか、
当院でも行っている「肥満遺伝子検査」にて調べることが可能ですので、
ご興味をお持ちの方はぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか?


また、そもそもモナリザ症候群にならないために、
普段の生活習慣の改善を行っていくことが重要です。

不規則な生活を改め、脳や身体を積極的に動かすこと、
仕事や勉強に精を出し、習慣的に運動をすることが
一番の予防策ということです。


では。























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