東京国際映画祭の出品作品を眺めていたら 11人の賊軍 というのがあった
これまで 七人の侍 とか 十三人の刺客 とか面白かった映画があったので期待感があった
たまたま近くに 新しい上映館ができ この映画が上映されてるので 観に行った
時代背景は 徳川から明治に移行するとき ある東北の小藩は 新政府にするか 幕府に味方するか 迷っていた
藩の上層部は 新政府に味方する方向に決心したが 城内には幕府に味方する同盟軍が居り
どのようにしたら新政府側に 戦を交えず恭順の意を伝えるか悩んでいた
そこに出た奇策は 処刑寸前の悪人たちを活用するというものだった
作戦が上首尾に終わったとき 罪を許すという 藩の提案にノッタ罪人11人
内密には 作戦終了後 11人全員抹殺するということなのだが 11人は必死になって作戦を実行する ・・・・・・
権力者が罪人の命を使い捨てにするという不条理が描かれる と評価した誌面があったが そういう映画なのだ
しかし時代劇も 七人の侍 当時と変わってきた るろうに剣心 あたりからずいぶんとモダンになった
ポップコーンをカリカリしながら楽しめる映画になってきた 時代劇ファンとしては寂しい
映画館も変わった ゆったりした座席 小さな場内 優れた音響設備 高くもない料金
映画には 仮想空間では出せない情感のようなものが残ってると思うのだが