奈良公園では、5月中旬から7月ごろまで、子鹿が誕生するシーズンです。
6月1日、恒例の「子鹿公開」が鹿苑(ろくえん)で始まり、さっそく行ってきました。
入場チケット。
「子鹿公開」は財団法人奈良の鹿愛護会によるイベントで、収益は鹿の保護に活用されています。
料金は大人300円、高校生100円、中学生以下は無料。
鹿苑で公開された母鹿と子鹿。
鹿苑は春日大社参道のそばにあり、秋には有名な鹿の角切りが行われるところです。
5月中旬からこの日までに生まれた子鹿は50頭。そのうちの20頭と、母鹿44頭が公開の対象になっているそうです。
もっとも、生まれたばかりの子鹿のこと、体調に配慮して、この日見かけた子鹿は10頭ぐらいでした。
母鹿と子鹿。
子鹿は本当に小さいです。
母鹿のお乳を飲む子鹿。
生後20日ぐらいたつと柔らかい草を食べ始めるそうですが、それまではお乳が頼り。
母子のスキンシップ。
可愛いですね。
すぐ疲れるのか、木陰で休むことが多かったです。
お母さんといれば安心。
子鹿どうしのキッス。
元気に走る子鹿。でもどこか頼りなさそう。
鹿苑で聞いた説明によると、7月15日ごろには、母子を奈良公園へ出したい、ということでした。それ以後は自然の中での生活が始まります。
母鹿は母性本能が非常に強く、人が子鹿に近づいたりさわったりすると、猛烈な勢いで攻撃してくることがあります。
また、子鹿に人間の匂いが付くと母鹿は世話をしなくなる、とか。
それで、公園で子鹿を見かけても絶対さわらないよう、アナウンスで呼びかけていました。
鹿苑での「子鹿公開」は7月1日までの午前11時~午後2時(入場は午後1時30分まで)。
春日大社参道の鹿。こちらは大人の雌。
せっかく来たので春日大社に参拝してきました。
うっそうたる大木が続く参道。
春日大社南門。修学旅行の生徒たちでにぎやかでした。
参道の南側には広々とした野原。
奈良公園の飛火野です。ここの風景は素晴らしい。秋の紅葉も美しいですよ。
昼食は参道の中ほどにある「春日荷(にない)茶屋」で。
「大和名物膳」。赤米を使った万葉粥と柿の葉ずし、くず餅など(1580円)。
ほっこり、のんびりする大和の旅でした。
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撮影カメラ・レンズ
Canon EOS KissX4
TAMRON AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro
撮影データ
絞り優先AE (F4~8)
ISO感度 100~400
露出補正 -1~+2/3
画質 RAW
ホワイトバランス 太陽光
ピクチャースタイル スタンダード
画像処理 Digital Photo Professionalで明暗、コントラスト、色の濃さ調整