つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ソニーの高級コンデジ発表

2012年06月06日 | カメラ

ソニーが6日、大型(1.0型)CMOSイメージセンサーを備えた、コンパクトデジタルカメラ「DSC-RX100」を正式発表しました(ソニーのページ)。=写真はフリー画像

SONYデジタルスチルカメラ DSC-RX100

有効2020万画素、大口径F1.8ツァイス“バリオ・ゾナーT*”レンズが付いており、焦点距離は10.4-37.1mm (35mm換算 28-100mm)。「サイバーショット」の最上位機種という位置づけです。

 1.0型センサーはニコン1と同じ大きさ。キヤノンのG1 X (1.5型)より少し小さい。すっきりしたデザインはニコン1と共通した印象です。ニコン、キヤノンのこのクラスに対抗する狙いの新製品と思われます。

一眼レフのAPS-Cサイズより小さいセンサーに、2020万画素を詰め込んだのには、正直いって驚きであると同時に、「画質は大丈夫かな」という思いが先立ちます。

デジカメinfoで紹介されているサンプル画像を見てみましたが、一応きれいな画質です。

ただ、高感度域ではそれなりのノイズが目立つようで、それがどの程度まで許容できるかは、もう少し実写例を見てみたいところです。

それと、よくわからないのですが、サンプル画像では、マットな質感というのでしょうか、ほかのデジタル画像とは違う感じがあるような… しかしさすがに、センサーサイズが大きいだけに精細感は十分感じられます。

機能的にも「マルチショットNR(ノイズリダクション)」や約10コマ/秒の高速連写というのも興味深いところです。

 

あと、面白いのは、レンズ部のコントロールリング。

ソニーのサイトによると「直感的に操作可能なユーザーインターフェースによって、リングを回すだけで一眼レフカメラ並みのこだわり設定が可能です。コントロールリングの値は、ズームや絞りといった基本設定から、ピクチャーエフェクトといった仕上がりの調節まで、自由に設定できます。」とあります。使いやすいかもしれません。

コンパクトさからいえば、ニコン1やキヤノンG1 X より良いですね。これならポケットに入れてもかさばらないし、一眼レフの補助としてはもちろん、それだけを持って出て、気軽にしかも高品位のスナップが撮れそうです。

値段は70000円前後ということで高めですが、高性能の、なかなかいいカメラではないでしょうか。(価格.comで最安62,980円)

発売は6月15日。デジタルカメラ商戦、さらにヒートアップしそうですね。


次の天体ショーは…

2012年06月06日 | 宇宙

8月14日は「金星食」

天体ショー当たり年の今年。お天気に恵まれ、金環日食(5/21)も金星の太陽面通過(6/6)も見ることができました。

次の天体ショーは何かな、と思って調べたら8月14日早朝の「金星食」だそうです。

金星が月の裏側を通って隠れ、また現れる現象。

国立天文台のページ「金星食」によると、月の向こうに隠されることを「潜入」、月の向こうから現れることを「出現」と呼ぶそうです。

 

以下は地域別の金星食が見られる時刻(提供:国立天文台)

  主な場所での潜入時刻・出現時刻

場所  潜入開始時刻  出現開始時刻  日の出時刻
札幌   2時47分     3時50分     4時39分
東京   2時44分     3時29分     4時59分
福岡   2時41分     3時27分     5時40分
那覇   2時53分     2時56分     3時00分

出現の様子のイラストを同サイトからお借りします(提供:国立天文台)。

金星はいつ見ても、ほかの星より際立って美しく輝いています。大好きな星なのですが、午前2時~3時台という時間帯が少々しんどいですね。夜更かしをするか、途中で起きるか…

「今回のように、夜間、ほぼ日本全国で、金星食を潜入から出現まで観察することができるのは、とても珍しい(国立天文台)。」そうですが、さて、どうしましょうか…

 


金星の太陽面通過を撮影

2012年06月06日 | 宇宙

2012年の天文ビッグイベントの一つ、6月6日の「金星の太陽面通過(日面経過)」。

前日は曇。梅雨前線が近づいてきそうで、まさか見えるとは思わなかったのですが、大阪は晴れて、見ることができました。

さきの金環日食と同じく、日食グラスをカメラに張り付けてのイージーな撮影です。

金星の太陽面通過(2012年6月6日 午前10時47分。撮影地・大阪)

 

もうすこし拡大してみましょう(ピクセル100%画像)。

太陽の黒点らしき模様も見えます。

 

金星の太陽面通過は、金星が地球と太陽のあいだに入り、太陽面を小さな黒い円盤となって移動していく現象。今回が21世紀最後。次に地球上で観測できるのは105年先の2117年12月11日だそうですから、今の人たちが再び見ることはほぼありません。(参考サイト:国立天文台

そう思うと宇宙の壮大さ、永遠というものを深く感じさせられます。

 

午前11時26分の映像。あまり変わらないように見えます。約6時間半かけて、ゆっくり横切っていくそうです。

この日は、TBS テレビと産経新聞がそれぞれの YouTube チャンネルで生中継しています。

もう少ししてから経過をアップしようと、食事をしているうちに、金星の位置がかなり変わっていました。

午後0時44分撮影。もうすぐ終わりです。このあと雲が出てきたので、撮影を諦めました。

太陽の黒点の位置に注意すると、時間とともに太陽面が回転しているように見えます。また金星もカーブを描いて移動するように見えました。

調べて見ると、それは間違いではないようです。ただ、金星は実際には、太陽の上をまっすぐに横切っているそうです。

 

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  マニュアル露出 (絞りF11、シャッター速度1/100秒) 

  ISO感度  100

  焦点距離  260mm(35mm判換算 416mm)

                   *300mmでないのは、ズームレンズの自重によるズレ

  フィルター  日食グラスを利用した簡易フィルター

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

   画像処理  Digital Photo Professionalなどでコントラスト調整、トリミング 

 

 

 


ソニーの高級コンパクトカメラ

2012年06月06日 | カメラ

ソニーが1インチセンサーを採用した高級コンパクトデジタルカメラを出すそうです。

デジカメinfo」には詳しいスペックまで載っています。

また「Mirrorless Rumors」というサイトにも出ています。

面白いのはカメラのコンセプト。

デジカメinfoではキヤノンのG1 X と比較。

Mirrorless Rumorsではニコン 1  と比較しています。

レンズ一体型カメラのようなので、それならキヤノンのG1 X(イメージセンサー1.5インチ) と比較するのがいいでしょう。

しかしイメージセンサーの大きさで見れば、レンズ交換式ミラーレス一眼のニコン 1(1インチ) と同じ。海外サイトがニコン1と比較するのもムリありませんね。

どちらにしてもイメージセンサー1インチというのはAPS-Cとあまり変わらず、けっこう大きなイメージセンサー。どんな絵が撮れるのでしょうか。

ふだん一眼レフで撮っていますが、記録用にコンパクトカメラをポケットに入れています。手軽に高品質の絵が撮れるカメラがどんどん出てくればうれしい限りです。ただ、ちょっと高そうですね。

 

でも、いつも思うのですが、ソニーという会社は世界にも数少ないイメージセンサー内製会社。他社に(ニコン、キャノンにも)イメージセンサーを供給している立場ですが、自社のカメラのスタンスはどうなっているのでしょう。