キヤノンが28日、EOS 7Dの機能を大幅に向上させるファームウエアの無償ダウンロードを8月上旬からスタートすると発表しました(ニュースリリース)。
ニュースリリースによると、機能アップの主な内容は次の通りです。
◇連続撮影可能枚数の向上
連続撮影可能枚数が、RAW画質で現行の約15枚から約25枚、RAW+JPEG(ラージ/ファイン)画質で現行の約6枚から約17枚に向上。
◇GPSレシーバー (別売)に対応
「GPSレシーバー GP-E2」を接続することで、撮影地点の緯度・経度・標高の情報を画像に付加することができる。
◇その他新機能の追加
ISOオート時の上限感度を設定する機能や、カメラ本体でRAW画像を現像する機能など、EOS 5D Mark IIIなどで採用している最新の機能を使用することができる。
新ファームウエアの詳細についてはキヤノンの動画付きのページがあり、分かりやすいです。
この動画などを見るとかなり力を入れている感じ。
連続撮影可能枚数の向上は、相当な機能アップですね。連写を良く使う人には朗報でしょう。もともと最高約8コマ/秒の高速連写を誇る7Dですが、これぐらい性能が上がると、まるで新製品に買い替えたようなすばらしい感触になるのでは。
とかく新製品を売りたがるのがカメラメーカーですが、こういう風に現行機種をサポートする、ユーザーサービスも大切だと思います。7Dはプロも使っている人が多いので、内外のプロの要望に応えたのかもしれません。
ユーザーサービスと言えば、ニコンも、「NIKKOR(ニッコール)」レンズの累計生産本数が7,000万本を達成したことを記念した、「ニッコールレンズキャンペーン」を6月30日から9月30日まで実施するそうです(CNET Japan)。
プロ写真家が同行して撮影のアドバイスをする「オーストラリアの大自然撮影体験コース」と、「日本の美しき旬観撮影体験コース」の2コース、計11の撮影ツアーに抽選で招待する、とのこと。
どちらの場合も、メーカーの販売戦略が背景にあるとは思われますが、ユーザーにとって、うれしいことに変わりはありませんね。