富士フイルムが25日、小型軽量のレンズ交換式デジタルカメラ「X-M1」(写真)を発表しました(ニュースリリース)。7月27日から順次発売されます。
(デジカメWatch / 価格.com新製品ニュース 参照)
ボディーカラーはブラック、シルバー、ブラウンの3色。ブラウンの発売は9月にずれこむそうです。
同時に新レンズ「XF27mmF2.8」と「XC 16-50mm F3.5-5.6」も発表されました。
7月27日に発売されるのは以下のレンズキット。
●ズームレンズキット
「X-M1 / XC16-50mmF3.5-5.6」 ブラック/シルバー
店頭予想価格は約85,000円。
●ダブルレンズキット
「X-M1 / XC16-50mmF3.5-5.6 / XF27mmF2.8」 ブラック/シルバー
店頭予想価格は約100,000円。
「X-M1」の主なスペックは事前の噂通りでした。APS-Cサイズ「X-Trans CMOS」センサー(1630万画素、ローパスフィルターレス)はX-Pro1、X-E1と同じで、同社によれば『フルサイズセンサー搭載機に匹敵する高画質』。
小型軽量で高画質!というのが一番の魅力ですね。チルト液晶やWi-Fiも便利。
さらに、『ピント位置の検出を高速化するアルゴリズムを新開発したことで、AF速度はX-Pro1、X-E1より高速化しているという。7月23日には、X-Pro1およびX-E1をX-M1と同等のAF速度にする新ファームウェアが公開予定だ(デジカメWatchより)』とのことで、新機種ならではの最新技術も導入されています。
そのかわり、ファインダーはなく(外付けEVFもなし)、ボディーは樹脂製。キットレンズのXC16-50mmF3.5-5.6は絞りリングを省略しプラスチックマウントを採用。スペックダウンというか、割り切った面もチラホラ。
X-Pro1、X-E1のクラシカルなこだわりよりも、今はやりの機能や使いやすさを優先したように見えます。
キットレンズのサンプル画像を見てみました。パンケーキ型のXF27mmF2.8の画質はよさそうですね。新ズームのXC16-50mmF3.5-5.6は、ちょっと周辺部の描写が甘いような気もしますが、どうでしょうか…
いずれにしろ、富士のXシリーズにとって選択肢が豊富になったことは間違いありません。
さっそく、「X-M1」の先行展示が、東京のフジフイルムスクエアのほか、大阪、福岡でも始まっています。