キヤノンが近く発表するという、高画素フルサイズ機「EOS 5Ds / 5Ds R」のリーク情報がデジカメinfo に出てから、あっという間に世界中のカメラ関係サイトに転載されています。
Googleで「EOS 5Ds」の検索を続けていくと、日本、欧米系のサイトはもちろん、中国系、東南アジア系、ロシア系、よくわからない言語のサイトまで… 大騒ぎですね。
そして、スペックに関する追加情報が出ました。
◇EOS 5Ds / 5Ds R の追加スペック(デジカメinfoより)
・センサーは有効画素数50.6MP。総画素数53MP CMOS
・5DS R はローパスフィルターが無効化されている
・RAW(50MP)、M-RAW(28MP)、S-RAW(12.4MP)
・メディアはCF(UDMA7)、SD/SDHC/SDXC(UHS-I)
・デュアルDIGIC6
・クロップは1.3xと1.6x
・ファインダーはペンタプリズム、視野率100%、倍率0.71倍、アイポイント21mm
・電子水準器
・グリッド表示
・AFは61点(41点はクロスタイプ)。EV-2対応。
・iTR AF
・アンチフリッカー
・タイムラプスムービー
・Bulbタイマー
・ライブビュー時は、コントラストAF(顔認識)
・150000ピクセル RGB-TR 測光センサー。252ゾーンTTL測光
・EOS iSA システム
・ISO100-6400(拡張でISO50とISO12800)
・シャッタースピードは30秒-1/8000秒。シンクロは1/200秒
・連写は5コマ/秒
・動画は1920x1080 30fps (ALL-I またはIPB)
・液晶モニタは3.2インチ104万ドット
・mini HDMI 出力端子。外部マイク端子
・バッテリーはLP-E6N/LP-E6
・大きさは152 x 116.4 x 76.4mm
・重さは930g(CIPAガイドライン)。845g(ボディのみ)
「5DS R はローパスフィルターが無効化されている」ということは、ニコンD800E と同じように、ローパスフィルターが搭載されているけれどもその機能を相殺している、という方式なのでしょうか。
D800E 発売当時、なぜそのような方式を取ったのかについて、「単純にローパスフィルターを外すだけでは、ピント位置が変わるなどしてボディの構造を大きく変更することが必要となり、D800Eではなく別の製品を開発することになってしまうためです。」というニコン技術陣の説明を聞いた記憶があります(デジカメWatch 参照)。
今回のキヤノンも同じ理由なのか…
いずれにせよ、ローパスフィルター無効化によって、解像感は増すはず。「5DS R」の(物凄い?)画質を見てみたいものです。
ところで、リーク情報で「ライブビュー時は、コントラストAF(顔認識)」とあるのが、気になるところ。
キヤノンが「10年に1度の技術」とアピール(デジカメWatch 参照)、EOS 7D Mark II にも搭載されたデュアルピクセルCMOS AF はどうなったのか?
もしや、自社製センサーではないから搭載できない? と勘ぐりたくなるのですが… まあ、それは置いておきましょう。
「ISO100-6400(拡張でISO50とISO12800)」と、高感度は弱くなっています。
願わくば、これに限って誤情報であって欲しい。
「重さは930g(CIPAガイドライン)。845g(ボディのみ)」と、EOS 5D Mark III より軽いのは良い点ですね。
*EOS 5D Mark III は950g(CIPAガイドライン)。860g(ボディのみ)。