またまた、デジカメinfo のリーク情報。
リコーイメージング(ペンタックス)の2本の望遠レンズに関するもの。
『2月5日に「HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8」と「HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6」が発表される。』
とのこと。
画像も出ています(いずれもデジカメinfo より)。
「HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8」
F値が明るく、良さそうなレンズですね。
キヤノンで言えば “大三元” 級のL レンズ。
「HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6」
これも良さそう。現行のペンタックス一眼レフ(APS-C)に付けた場合、35mm判換算で、約230-689mm の超望遠ズームに。こんなレンズは、ペンタックスKマウントにはなかったように思います。
この2本のレンズは、フォトキナ2014に参考出品されていたようです。
正式発表後、「CP+」にも展示されるのではないでしょうか。
◆フルサイズ用か?
問題はレンズの型番です。
個人的にペンタックスについては、フイルム時代に使っていた以外、これまでブランクがあり過ぎて良く分かりませんが、「D FA 」レンズというのは、35mmフルサイズのイメージサークルをカバーしながらデジタルに最適化された設計、とのこと。
現行Kマウントレンズではマクロレンズが少しあるだけで、数は多くありません。
今回、一気に高級ズームと超望遠ズームを発表し(まだリーク情報ですが)、そのいずれもフルサイズのイメージサークルをカバーしているというのは何を示すのでしょうか。
昨年末のデジカメWatch記事『メーカー直撃インタビュー:リコーイメージング編----フルサイズ機が近い将来出る可能性も』に、次のくだりがあります(質問は田中希美男氏。答えはリコーイメージングの開発担当者)。
『Q:レンズ交換式のフルサイズカメラの開発が進んでいると聞きますが、発表の予定は来年(2015年)中でしょうか?
A:現時点(2014年12月29日)で具体的なお話はできませんが、開発は従来通り続けています。製品化するかどうかのジャッジは来年ぐらいにははっきりさせたいと考えています。「開発中」ということは近い将来に出てくる可能性があると考えてもらっていい。仮定の話ですが、もしやるとすればKマウントは大切にしていきたいし、レンズはきちんと揃えます。』
リコー側は、フルサイズ機を近い将来に出す可能性に言及しています。
なので、フルサイズ機を前提に、今回の新しいレンズもフルサイズ対応にしたのではないか… という憶測が成り立ちます。
もっとも、「D FA 」レンズがフルサイズ機の能力を十分に発揮できるような設計になっているかどうか、までは分かりませんけど。
ペンタックスはフイルム時代から長く続くブランド。熱心なユーザーもいます。それがフルサイズに参入するとなると、面白いことになりそうです。
関連記事
・『フォトキナに参考出品されたKマウントの謎レンズにフルサイズ一眼レフの夢を見る 』(酔人日月抄)