オリンパス「E-M5 Mark II」の、イメージセンサー「画素ずらし」によるハイレゾショットは、JPEGでは4000万画素、RAWでは6400万画素の画像データが作成できるとしています。
6400万画素! すごいですね。
「E-M5 Mark II」(オリンパスのページより)
実際に6400万画素の画像を作り、どの程度4000万画素と精細感が違うのか比較した結果を、田中希美男さんがツイッタ―で次のように書いています。
『オリンパス・E-M5 MarkIIのハイレゾショット。4000万画素相当のJPEGと同時に専用RAWファイルも記録することができる。それをフォトショップと専用プラグインソフトで現像処理すると6400万画素相当の画像を作ることが可能。画像調整をしてTIFFファイルで保存できる。』
『実際にフォトショップ+プラグインソフトで現像処理してみた。4000万画素画像と6400万画素画像の二つを比べてみたが解像力では"ほとんど"差は見られなかった。4000万画素で充分かな、という感じ。RAW現像のメリットは画像調整とTIFFファイル保存ぐらいだろうか。』
ほほう、と言う感じですね。4000万画素もの高画素になると、それ以上画素数を増やしてもあまり差が出ないのかも…
田中さんは、メルマガでE-M5 MarkIIのインプレッション記事を書いているそうで、それを読めば、もっと詳しいことが分かるかもしれません。
『本日配信の@niftyメールマガジン「明日からの写真術」に、オリンパスのE-M5 MarkIIの詳細なインプレッション記事を書いた。たぶん、どこよりも早いインプレだと思うぞ。ただし、有料メルマガであります、すまん....。goo.gl/feifoH』(田中さんのツイッタ―)
ところで、6400万画素相当の画像を作るには、それなりのソフトと、マシンパワーが必要になりそうです。
以下はオリンパスのページから、RAW現像についての説明を抜粋したものですが…
『RAW現像について
・RAW+JPEGモードは、40M JPEG、64M RAW(ORF)、16M RAW(ORI)の3種類が保存されます。
・16M RAW(ORI)は、8枚撮影されるRAWのうち1枚目のデータです。
・16M RAW(ORI)は、カメラ内での再生・現像ができません。Olympus Viewer 3で閲覧・現像が可能です。
・64M RAWデータはカメラ内で40M JPEGを現像できます。Olympus Viewer 3では現像できません。
・Adobe® Photoshop® 64bit版(CS 5 以降)に専用プラグインをインストールすることで、PCでのRAW現像が可能になります。その際に編集できるパラメータは、露出補正・ホワイトバランス・コントラスト・シャープネス・彩度・カラー設定(sRGB/Adobe RGB)です。専用プラグインは2月下旬ダウンロード開始予定です。
・64M RAWのファイルサイズは約100MB、40M JPEGのファイルサイズは約20MBです。』
6400万画素のRAWファイルのサイズは約100MB !?
デカい画像データですね。
これを現像して、Photoshopで補正しやすいようにTIFFデータにしたとすると、さらに倍ぐらいファイルサイズが増えるはず。
今でさえ時々ダウンしているような私のパソコンで、扱えるのだろうか…
ウ~ン、これは考えモノ。
しかし、凄い時代になったものです。
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