開腹による人工心肺非使用冠動脈バイパス術では、開腹の視野から右胃大網動脈(RGEA = Right Gastro-Epiploic Artery)を採取し、横隔膜に穴をあけて、下から心臓を見上げるような視野で、心臓下壁にある後下行枝を露出し、心拍動下に吻合するというのが、Trans-abdominal MID-CABです。
確実に成功する症例を選択して実施する必要がある、という意味で、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、
① 右冠動脈が閉塞(CTO)している症例
② 4PD 4AVと広い還流域がある
③ 吻合する4PDが太くて立派
こうした症例はRGEAの長期開存が期待できるうえに短期成績も良好である為、使用に積極的に採用していますが、もし1枝の再建のために胸骨正中切開するのには過大な侵襲になるため、やはり開腹のみの血行再建が理想的です。
応用編としては、腹部大動脈瘤の手術との同時手術です。
二つの手術を一回に行うような手順になりますが、それぞれ2時間ちょっとの手術ですので、本日も5時間以内での手術となりました、
確実に成功する症例を選択して実施する必要がある、という意味で、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、
① 右冠動脈が閉塞(CTO)している症例
② 4PD 4AVと広い還流域がある
③ 吻合する4PDが太くて立派
こうした症例はRGEAの長期開存が期待できるうえに短期成績も良好である為、使用に積極的に採用していますが、もし1枝の再建のために胸骨正中切開するのには過大な侵襲になるため、やはり開腹のみの血行再建が理想的です。
応用編としては、腹部大動脈瘤の手術との同時手術です。
二つの手術を一回に行うような手順になりますが、それぞれ2時間ちょっとの手術ですので、本日も5時間以内での手術となりました、