毎年秋田のマタギをしている人の関係者から頂く、ツキノワグマが今年も届きました。今回は、前回に引き続きブルギニオンにしてみました。以前は煮込みすぎて水分、油分が抜けてしまい、煮込みすぎたと思われましたので、今回は少し短めの時間としました。ブルギニオン、とは、ブルゴーニュ風の、という意味だそうで、ブルゴーニュ風に、赤ワインの煮込みを意味します。通常は牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなので、これはフランスの家庭料理として、ビストロなどで日本でも食す機会があると思いますが、ツキノワグマで同じような料理を目指しました。
レシピ:
ツキノワグマの肉(どの部分かは不明、腸腰筋みたいなところ)を脂身だけを除いて、肉は一口大にやや小さめに切っておき、特に、熊の毛が混じっているのは丁寧に除去。これをニンニク、マジックペッパー、オリーブオイルで下焼き。その後、肉を他に移した後に、にんじん、ジャガイモ、ニンニク、タマネギを同じ鍋に入れてオリーブオイルで炒めたところに、トマト缶一つ、ブルゴーニュワイン風のワインを一本入れ、これに先ほど加熱調理したツキノワグマの肉を入れて煮込みながら、パリで購入したブルギニオンのもと(粉末)を水に溶いたものを入れて、更に2時間ほど煮込んで完成です。隠し味は大宮産の大さじ3杯の蜂蜜。
盛り付け次第で写真のように、一流レストランのような一品になります。