大動脈疾患の定期的なフォローアップ中に肺癌や膵臓癌など他疾患を発見することは少なくなく、筆者も年間数例の肺癌などの悪性疾患を見つけます。しかしながら、残念なことに今年発見した肺癌のうち、3例は既にステージ3以上でした。一例は2年前のCTでは全く異常が無いのに今回かあり進行したステージで発見された患者さんもいます。
最近は被曝量の低減、医療費の削減、そして医師の仕事軽減を目的に二年に一回のフォローアップCTとしている事例もすくなくありませんが、こうした発見時に既に進行癌である悲劇をなくすためには毎年のCTチェックが必要なんでしょうか?
イタリアからの論文では毎年のCTと一年おきのCTとでは発見される肺癌の治療結果は変わらないとの報告があります。よって二年おきでもいいと思います。
横須賀市立うわまち病院では全てのCT画像を外来担当医だけでなく、放射線科医が専門家としての視点で見直しをしてくれており、異常所見を発見した場合にそのまま放置されないように担当医に報告するシステムを構築しています。
そうしたチェック体制がある施設であれば隔年のCTチェックでも十分ではないかと思います。
最近は被曝量の低減、医療費の削減、そして医師の仕事軽減を目的に二年に一回のフォローアップCTとしている事例もすくなくありませんが、こうした発見時に既に進行癌である悲劇をなくすためには毎年のCTチェックが必要なんでしょうか?
イタリアからの論文では毎年のCTと一年おきのCTとでは発見される肺癌の治療結果は変わらないとの報告があります。よって二年おきでもいいと思います。
横須賀市立うわまち病院では全てのCT画像を外来担当医だけでなく、放射線科医が専門家としての視点で見直しをしてくれており、異常所見を発見した場合にそのまま放置されないように担当医に報告するシステムを構築しています。
そうしたチェック体制がある施設であれば隔年のCTチェックでも十分ではないかと思います。