CiNPT: Closed Insicion Negative Pressure Therapyは、手術創感染の予防治療として保険適応となりました。保険適応にはいくつか条件があり、術後ICU管理をする患者であること、感染のハイリスク症例(BMI>30、ステロイド使用、糖尿病など)であることが必要です。2021年から日本国内では保険適応となり、最初は形成外科の症例での使用が多かったのが、2022年には全体の6割以上が心臓血管外科術後症例となりました。保険適応と関係なく全症例に実施している施設では3年間で400例の実施症例で創部トラブル、感染を起こしたのはゼロだったそうです。創部トラブルの予防をすることが結果的に無駄な医療費を使うのを防止し医療経済的にも合理的のようです。
昨日、Prevena(3M)のシンポジウムがあり参加しました。まだまだ普及はこれからという感じでもありましたが、横須賀市立うわまち病院では保険適応となる症例でまずは開始していきます。