横須賀うわまち病院心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

グレープフルーツとスタチン

2020-02-25 09:07:52 | その他
 グレープフルーツにふくまれるフラノクマリンという物質が、CYP3A4という小腸にある酵素を阻害するため、この酵素が代謝する薬物に影響してしまうので注意が必要と言われているようです。これに関するスタチン製剤としては、アトルバスタチン(リピトール)とシンバスタチン(リポバス)です。薬物が代謝されなくなるので、薬効が強く出る、ということになります。他に影響を受ける薬剤としてはジヒドロピリジン系のカルシウム拮抗薬があります。  他のスタチン製剤である、メバロチン、ローコール、リバロ、クレストールに関しては気にせず使用できるようです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第50回 日本心臓血管外科学... | トップ | 第50回日本心臓血管外科学会... »
最新の画像もっと見る

その他」カテゴリの最新記事