「 私は、絶対に騙されたりしない 」
と思っているひとほど、
不当に高額な商品を買わされたり、
巧妙な詐欺の餌食になることが多いという話を
耳にしたことがある。
このような事象を招く最大の要因は、
「 危機意識の無さ 」
ではないだろうか。
‘ 危機意識 ‘ とは、
起こり得る危機をあらかじめ想定し、
それを、回避するための対策を講じること。
危機的な事態を想定し、
その被害や弊害を、
最小限にするための対策を前もって準備すること。
「 自分だけは絶対に大丈夫 」
と思うならば、もうその時点で、
重大な問題の種を撒いたことになる。
どんな人間も、
判断を誤る事は必ずある。
これは、ごくごく当たり前のことではあるが、
この当たり前の事が分からなくなっている状態が、
一番危ない。
この事は、どんな事にも共通する。
自動車を運転する者が、
「 自分が事故を起こす事は絶対に有り得ない 」
と、思ったなら、
この人はいつか、重大な事故を起こす能性が高い。
投資、資産運用・・・など、経済活動
に於いても、まったく同じことが云える。
どんな時も、未来に起こり得る危機を想定して、
可能な限りの資金の「 余力 」を確保しいなければ、
もし、危機的な状況に追い込まれた時、
そこから脱出することは難しい。
危機的状況に追い込まれても、
「 心正しく、神頼みをすれば奇跡が起きる 」
などという甘い考えは通用しない。
危機意識とは、言葉を変えれば、
「 現状分析 → 対策検討 = 危機意識 」
‘ 因果 ‘とは、絶対的に公平である。
「 現状分析 → 対策検討 = 危機意識 」
この基本を守ったものこそ危機を回避できる。
更に、こういう人に、奇跡が起きる。
それは神頼みするしないとは関係がない。
神様は公平であり、
それ故、神様なのだ。
昔、ある‘ 偉い人?‘ が私に言った・・・
「 小売業を営む、大企業 Y が倒産した・・
この会社の創業者は信仰深い人だったが、その息子は
信仰熱心ではなかった、だから潰れた・・・」
呆れて返す言葉がなかった・・・