人間の心は・・・
皮が幾重にも折り重なっています。
自分の不運を悲しむ者。
自分の過去を悔やむ者。
誰かを恨む者。
その皮を一枚剥いで差し上げると、
悲しんでいるのではなく・・・
じつは・・・・
それを望んでいる
そういうお方を何人か見ました。
それは、自分にとって都合の良いドラマの
自作自演。
自分の我欲を満たすための他者を
巻き込んだ悲劇のシナリオ。
自分自身を欺く「自己破壊行為」
人間の心が描く「 念 」とは、
一歩間違えば、強烈な幽霊(想念の塊りのようなモノ)
を創り出す。
これを「 念霊 」と呼ぶ。
念霊は、実在しないものであり、幻であり、蜃気楼のようなもの
である。
実在しない念霊(蜃気楼)は、
それを創り出した本人から離れていて、
あたかも発した人間とは別の
独立した存在のような動きをする。
念霊は本物の幽霊(死者の霊)より遥かに怖い。
幽霊は・・・元はと言えば・・人の子、話せば分かる。
念霊は、人の子ではなく、妄想の子供。
話しても言葉は通じない・・
念霊を説得する事は不可能。
念霊を消し去る方法はだだ一つ、
その「 念 」を発している生きた人間の心を正す以外
方法はない。
一気に皮を剥いでやると最悪の場合、
その人は気が狂ってしまう。
その人から何かを教わる振りをして皮を剥ぐ。