冠婚葬祭の調査

昨年の７月７日、「宗教ビジネスの世界」と題してブログに書いたが・・・。
冠婚葬祭に関するものをメディアが、全国世論調査を実施した。
ユニークなその調査内容は、こんな塩梅・・・。

冠婚葬祭を簡素に行うのと盛大に行う、どちらが良いかの個別質問。
簡素にと答えた人は、法要が９６％、葬式が９２％・・・。
そして七五三が８６％、結婚式・披露宴が８４％と続く。

また、慣習やしきたりに拘らなくて良いと思う人の割合は・・・。
結婚式・披露宴が７８％、法要が５９％、葬式が５８％、七五三で５４％。
冠婚葬祭を巡る国民の意識は、多様化していると推察するメディア。

自分の葬式をする場合の中身では・・・。
戒名（法名）が必要ないとする人は５６％、必要だとする人が４３％。
年代別では、必要ないが４０歳代で６３％となる・・・。
７０歳以上の人だけは、必要が５４％、必要ないが４４％。

団塊オヤジは、「やっぱりね」の感が強い。
人生最後の一大セレモニーと捉えるべき「葬式」なのだが・・・。
自分はいない・・・それに大きなお金を遣うことの是非、価値観である。

やはり無駄を省きたい人々の思いが、滲み出ている感じ・・・。
それにしても、葬式を簡素にという意見が９２％には驚きである。
やはり庶民は、今の経済情勢に敏感だということだろうか。

お寺も淘汰される時代・・・そんな思いだけが強まるこの頃である・・・。