催事が始まる前に咲き始めた南天の花も、もう終わり。
満開を見ずに終わってしまったせいか、茶色く残った花が寂しい感じ。
南天の花。
近くで見ると、こんなに可愛らしい花が咲いています。
南天(ナンテン)
「難を転じる」に通ずることから、千両と同じく縁起の良い木。
我が家の庭にもたくさんあります。
子供の頃は、何でこんな地味でつまらない木が
家のあっちこっちにあるのかと不思議でしたけど
多分祖父が、魔除けや火災よけにと植えたんだと思います。
古い家の古い庭なので・・・。
南天には、魔除けの他、薬効、殺菌、防腐効果があると聞きます。
母が子供の頃、いつも首に南天の枝をさげていた男の子がいたそうです。
何事もないようにと、お家の方が持たせていたんでしょうね。
赤い実のつく冬。
お腹をすかせた目白やヒヨドリがやってきます。
鳥たちにとっては、何もない冬の庭の最後のご馳走です。