グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森  赤とんぼの秋

2010年10月15日 22時14分58秒 | ぐんま昆虫の森
今日もぐんま昆虫の森のつづきです。

小さな池や田んぼの周りには赤とんぼがいっぱい (^^)
アキアカネ






ナツアカネ


マユタテアカネ




リスアカネ

リスアカネの「リス」は、スイスのトンボ学者の名前。生物にその分野で功績のあった人の名前がついているものがあるけれど、分かりにくいので、どうかと思う。ダイビドサナエとか、アサヒナカワトンボという名前よりも、生態や形態の特徴を示すような名前の方がしっくりきます。
リスアカネは、林の中や林縁の池の近くで見られます。

ミヤマアカネ




ネキトンボ ♀


ところで、日本の異名の一つは秋津島(秋津洲)。トンボの国という意味ですね。トンボは古くから日本人に親しまれてきた昆虫です。銅鐸に描かれたり、「勝ち虫」と呼ばれて、武士が兜や鎧にあしらったりしてきました。現在でも、トンボの意匠は様々なものに使われています。
その中でも特に赤とんぼは日本人に愛されていますよね。赤いトンボを「赤とんぼ」と呼びますが、シオカラトンボやコフキトンボ、シオヤトンボを“灰色とんぼ”とは呼びません。やはり日本人にとって赤とんぼは特別なトンボなのでしょう。

赤とんぼたちが元気に飛び交っているすぐそばでは、オニヤンマが力尽きていました・・・


コガタスズメバチ


ツチイナゴ




コバネイナゴ


コナギ

田んぼの雑草。でも、花はとてもきれい。

悪名高きウシガエル(食用ガエル)の幼生

ウシガエルは1918年、食用に養殖する目的でアメリカ合衆国ニューオリンズから持ち込まれました。
今では全国に分布しています。
成体はとても貪食で、口に入るあらゆる動物を食ってしまいます。両生類のブラックバス的存在。外来生物法で特定外来生物に指定されています。
昆虫の森の池にも、ウシガエルがたくさんいます。このウシガエルの幼生がいた池では、現在池の改修工事中でした。それに合わせて、ウシガエルの駆除もやればいいのにね。
かなりの数のトンボやメダカが、ウシガエルの犠牲になっているはず。

ウシガエル 国立環境研究所 侵入生物DB