一般的に、生息数が少なくて簡単に見ることが出来ないような生き物のことを「希少種」と呼びますが、その反対にその地域で繁栄していてよく見かける生き物は「普通種」と呼ばれます。
普通種という言葉は、この蝶のためにあるのではないか?そんな風に思うほど、どこでもよく見られるヤマトシジミ
食草は、しつこい雑草の代表格、カタバミです。カタバミはどこにでも生える草ですので、ヤマトシジミは産卵場所に困ることはありませんね。
ヤマトシジミが繁栄している要因の一つには、どこにでもあるカタバミを食草として利用していることがあげられるでしょう。
他の蝶の幼虫もカタバミを食えば良いのにねぇ? と思いますが、カタバミの葉や茎にはシュウ酸が比較的多く含まれています。シュウ酸は多くの動物にとって毒。カタバミにとってシュウ酸は、捕食者から身を守る化学兵器なのです。
“有毒”であるカタバミを食べることができる昆虫は、ヤマトシジミくらいなもの。ヤマトシジミはシュウ酸を含むカタバミを食うように進化したので、他の昆虫と競合せずに、豊富な餌資源を独り占め出るという訳です。
おまけ
ベニシジミ
幼虫の食草は、スイバやギシギシなど。これらもカタバミ同様にシュウ酸を含む。
普通種という言葉は、この蝶のためにあるのではないか?そんな風に思うほど、どこでもよく見られるヤマトシジミ
食草は、しつこい雑草の代表格、カタバミです。カタバミはどこにでも生える草ですので、ヤマトシジミは産卵場所に困ることはありませんね。
ヤマトシジミが繁栄している要因の一つには、どこにでもあるカタバミを食草として利用していることがあげられるでしょう。
他の蝶の幼虫もカタバミを食えば良いのにねぇ? と思いますが、カタバミの葉や茎にはシュウ酸が比較的多く含まれています。シュウ酸は多くの動物にとって毒。カタバミにとってシュウ酸は、捕食者から身を守る化学兵器なのです。
“有毒”であるカタバミを食べることができる昆虫は、ヤマトシジミくらいなもの。ヤマトシジミはシュウ酸を含むカタバミを食うように進化したので、他の昆虫と競合せずに、豊富な餌資源を独り占め出るという訳です。
おまけ
ベニシジミ
幼虫の食草は、スイバやギシギシなど。これらもカタバミ同様にシュウ酸を含む。