グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森 爽秋の候 蝶たち

2010年10月24日 16時17分41秒 | ぐんま昆虫の森
昨日のぐんま昆虫の森のつづきです。
色とりどりの蝶たちのご紹介

アカタテハ




Indian Red Admiral (インドの赤い提督)という勇ましい英名がつけられています。


成虫で越冬するので、ほぼ通年見ることができますが、秋にたくさん見られます。


キタテハ


ツマグロヒョウモン


ウラギンシジミ

翅の裏側が銀白色をしているのが名前の由来。翅の表側はオスは写真のように茶色地にオレンジ色、メスは地味なグレーの斑があります。

ベニシジミ


チャバネセセリ


ホシホウジャク


飛んでいる姿はハチのように見えますが、ガの仲間です


フィールドを一回りした後、久しぶりに生態温室へ
優雅に舞うオオゴマダラ


タテハモドキ

九州南部~南西諸島に生息。大きな目玉模様が目立ちますね。

コノハチョウ


翅の表側は南の島の朝焼けを彷彿とさせるような美しさ(見たことないですけど・・・)ですが、裏側は枯葉。




自然界では様々な擬態がみられます。
捕食者から身をも守るためとか、その逆に獲物に気付かれないように目立たないように植物などに同化する「隠蔽擬態」。
「私は毒を持っているので、近寄らないでください!」と目立つ色や模様で存在をアピールする「広告型擬態」。
広告型擬態には、無毒の種が有毒の種の色や模様を真似る「ベイツ型擬態」と有毒の種同士の色や模様が似通っている「ミューラー型擬態」があります。

うまく擬態をしている生物を見ると、その種があたかも「意志」を持って体を作り変えてきたように感じてしまいますが、進化は長い歴史の中で偶然おこった小さな突然変異と自然淘汰の積み重ねの結果。
生き物の進化って面白いですね。