グッドぐんま 2

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イワナの産卵  野反湖

2010年10月29日 21時56分40秒 | 
今日は、中之条町旧六合村にある野反湖に流れ込む川でイワナの産卵床調査。

この小さな川では、毎年この時期に湖からイワナが遡上し、産卵します。


イワナは他のサケ科魚類と同様に、メスが川底にすり鉢状の穴を掘り、産卵します。ただし、イワナの場合は、開けた平瀬ではなく、岸辺の岩陰などの流れが緩やかで浅いところを産卵場所として選ぶ向があります。
卵を産んだ場所のことを産卵床(さんらんしょう)と呼びます。

イワナの産卵床

産卵のために石が掘り返されるので、産卵床は周囲と比較して白っぽく見えます。

メスや産卵場所をめぐってオス同士が争う姿も見ることができます。
メスをめぐって争う2尾のオス(水面の波立ちで分かりにくいですが・・・)

野反湖はすでに初冬の雰囲気でしたが、冷たい川の流れの中では、熱い戦いが行われていました。

川底に産み付けられた卵は冬のうちにふ化しますが、稚魚たちは、しばらく産卵床の砂利の中で過ごし、雪解けの頃に泳ぎだします。

水辺に生えていた可愛らしいコケ



中之条町六合地区観光情報