グッドぐんま 2

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アオハダトンボ

2011年08月06日 21時54分50秒 | 自然観察
川場村のアオハダトンボ生息地を再訪。
薄根川から水を引く細い水路に、アオハダトンボやハグロトンボ、ミヤマカワトンボが飛び交っています。


アオハダトンボ ♂




青藍色に輝く翅が美しい。このトンボを眺めていると蒸し暑さなど忘れてしまいます。


平野部では、8月になるとアオハダトンボの姿は見られなくなってしまうのですが、川場村は涼しいからでしょうか、今が最盛期のような感じでした。




アオハダトンボのオスはハグロトンボによく似ていますが、見分けるポイントは次の3点。
 体の大きさ:アオハダトンボ < ハグロトンボ
 翅の後縁: ハグロトンボはふくらみが少なく翅幅が狭い
 翅の色:  アオハダトンボは青みが強い(光の加減で分かりにくいことも)
また、ハグロトンボは羽化後しばらく水辺を離れて雑木林などで過ごしますが、アオハダトンボは羽化した場所周辺から離れることはありません。




アオハダトンボ ♀


メスの翅には白い偽縁紋があり、他のトンボとの区別は容易です。(ハグロトンボの翅には縁紋や偽縁紋はない)


アオハダトンボのペア


産卵中のメス

水中の植物の組織に卵を産み付けます。完全に水中に潜って産卵することもあります。


ハグロトンボ ♂


ハグロトンボ ♀



ミヤマカワトンボ ♂



日本に生息する均翅亜目(イトトンボやカワトンボなどの仲間)で一番大きいトンボです。
渓流でたくさん見られますが、平野部の川にも生息しています。(前橋の敷島公園周辺でも見られます)

ミヤマカワトンボ ♀

メスには白い偽縁紋があります。

ミヤマカワトンボのペア



おまけ
キタテハ(夏型)

夏型は秋型に比べると地味だね。