グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森 残暑(前編) 赤とんぼなど

2011年08月12日 23時54分44秒 | ぐんま昆虫の森
毎日暑い日が続きますねぇ。今日の前橋の最高気温は36.3℃、6日連続の猛暑日。
今日は夏休みを頂きました。暑いので赤城山へプチ避暑に行こうかとも思ったのですが、今月はまだ、ぐんま昆虫の森へ行っていなかったことに気付き、虫たちに逢いに行くことにしました。

ナツアカネ


アキアカネと並ぶ、代表的な赤とんぼですね。アキアカネの方は、今頃は涼しいお山で避暑中ですので、平地では見ることができません。


逆立ちの体勢で、日光が当たる体の面積を最小にしています。

暑い日に赤とんぼがよくやる暑さ対策です。

赤く色づき始めた個体も


マユタテアカネ


マユタテアカネのメスには、翅の先に黒褐色の斑紋がある個体とない個体の両方がいます。


赤く色づいたマユタテアカネのオス


リスアカネ

林縁のやや薄暗い小さな池で縄張りを主張していました。大きなヤンマにまでスクランブルをかけていたのは立派でございます。
リスアカネの「リス」は動物のリス(栗鼠)ではなく、スイスのトンボ学者の名前だそうです。
アサヒナカワトンボ、ダビドサナエ、エサキモンキツノカメムシ等々、偉い先生の名前の付いた生き物は少なくないですが、ふつうにみられる生き物の和名に人の名前を入れるのは、あまり“文化的”でないような気がします。生態や外観が由来の和名と違って分かりにくいしね。
献名は学名だけにしてほしいと思うのですが・・・。

ノシメトンボ


ノシメトンボも赤とんぼの仲間ですが、成熟しても真っ赤にはなりません。


ショウジョウトンボ

ショウジョウトンボは真っ赤だけれど、アカネ属のトンボではありません。

オオシオカラトンボ


オンブバッタの幼虫


ツチイナゴオンブバッタの2ショット。

どちらも幼虫ですが、彼らの余命にはかなり差があります。オンブバッタは冬前に死んでしまいますが、ツチイナゴは成虫で越冬します。

クサギの花が咲いていました。

クサギの花には、アゲハの仲間がよく吸蜜に訪れます。

キツネノカミソリ

「狐の剃刀」という面白い名前は、葉の形がカミソリに似ているからと言われていますが、花の咲いている時期には葉を見ることはできません。ヒガンバナと同じように、葉の茂る時期と花の咲く時期がずれています。(キツネノカミソリもヒガンバナ科ヒガンバナ属)

今日はうっかりして、帽子を忘れてしまい、日なたを歩いていると目が回りそうでした(^^;)
皆さま、フィールドを歩くときは帽子をお忘れなく。それから、雑木林の中はヤブ蚊が多いですので、虫よけスプレーもあった方がよいですよ。

つづく・・・