グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

セミの抜け殻 ミンミンゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ

2011年08月01日 22時39分51秒 | 自然観察
先日の土曜日に行った「かんな川水辺の楽校」では、あちこちにセミに抜け殻があるのが目につきました。
この日、水辺の楽校の木々では、ミンミンゼミとアブラゼミの声が賑やかに聞こえていました。抜け殻も、そのサイズから、ミンミンゼミかアブラゼミのものと思われましたが、生憎ルーペを忘れてきてしまい、その場ではよく分かりません。
そこで、セミに抜け殻を採取して持ち帰り、その種類を調べてみることにしました。

かんな川水辺の楽校から持ち帰った抜け殻 18個


セミの抜け殻から、その種類を見分けるのはルーペがあると割と簡単です。
まず、抜け殻の大きさを見ます。頭の先からお尻の先までの長さが2.5㎝以下の場合は、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ。(全身に泥がついていればニイニイゼミで確定)
大きさが3㎝前後の場合はアブラゼミ、ミンミンゼミ。(最近はクマゼミが北上中ですが、クマゼミの場合は3.5㎝くらい)
次に触角をルーペで観察します。

アブラゼミ


アブラゼミの触角には毛が多く、また第3節(基部から3番目の節)が第2節よりも長くなっています。


ミンミンゼミ


ミンミンゼミの触角は第2節と第3節がほぼ同じ長さです。


(この他にも、アブラゼミとミンミンゼミは前脚の形状にも差がありますが、詳しくは図鑑などをご覧ください)

さて、今回、かんな川水辺の楽校から持ち帰った抜け殻を調べた結果・・・

ミンミンゼミは3個、アブラゼミは15個でした。


こちらは嶺公園で見つけたヒグラシの抜け殻


ヒグラシの触角は第3節よりも第4節が長くなっています。


(大きさが2㎝ちょっとで、触角の第4節よりも第3節が長い場合はツクツクボウシです。)


アブラゼミ


ミンミンゼミ


ヒグラシ


ツクツクボウシ



セミの抜け殻調べは、夏休みの自由研究にオススメのテーマですよ (^^)