不快な会社の不快なＣＭ

偽善者・孫正義率いるソフトバンクのわけのわからないＣＭは、今度は田舎をバカにし始めた。

鳥取のハワイ出身のトリンドルちゃんが、「鳥取は、まだ糸電話だよ」だって。

よく、こんなＣＭを作れるよな。
いちおう、「ウソに決まってんじゃん」とフォローしているつもりだろうけど、鳥取出身ではない私でも、不快なＣＭだ。

「鳥取県なんて、どこにあるか、どうせ誰も知らないだろう」みたいな気持ちを持っているのが見え隠れするだけに、余計に気分が悪い！

確かに、広島出身の私でさえ、鳥取と島根の位置関係は、いまだに「ん？どっちがどっちだっけ？」と思うほどだ。
「群馬と栃木」と同じくらい、混同してしまう。

だけど、ここまであからさまにバカにしていいものだろうか。

鳥取県の人口は、都道府県別では最下位で、東京の江戸川区１区よりも少ない。
だから、「どうせ、抗議がくるとしても、数人くらいだろう」と思っているのか、そもそも鳥取にはこのＣＭを流していないのか。
いずれにしても、会社自体のイメージが悪いのに、さらに嫌いになってしまった。

それにしても・・・

「トリンドル　⇒　鳥ん取る　⇒　鳥取」　ということで、わざわざ鳥取県を引っ張り出してきた、とは知らなかった。
これだけでやめときゃいいのに。


「一本満足」みたいな、「何じゃ？これは」というＣＭや、軍足のＣＭみたいに「気持ちわる！」とかいうのは、あくまでも個人的な感覚だけど、いくら何でもこれはイカんだろうと思う。


まさか、この一連のＣＭは、孫自身のアイデアとは思わないけど、「お父さんが犬」とか、「お兄さんが黒人」とか、あちらの国では侮辱の対象となっているものが家族として登場しているだけに、今回の田舎をバカにしたＣＭも、その流れなんだろうか、と穿った見方までしてしまう。

ついでに言うと・・・

糸電話をしている人が、「じゃあ切るね」と言って、ホントに糸を切るシーンがあるけど、あれも「『竹島を島根県から切り離す』という意味が込められているんじゃないの？」という声もあるようだけど、なまじ冗談に聞こえないだけに、イヤ～な気持ちになる。

孫正義って、いろんな意味でいけ好かないヤツだ。
例の被災地への「１００億円の寄付」疑惑についても、実際にはすでに払ったという話もあるよだけど、とにかく何をするにしても胡散臭さが伴う人間って、やっぱり好きにはなれない。