老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  夏も終わりの紫陽花

2017-08-25 21:15:12 | 俳句


 徳島から香川へ抜ける三頭トンネルを出るとすぐ 道の駅がある。
犬が生きていた時はここら辺りまで足を伸ばして 散歩に来た。

道の駅に沿って川が流れている。川に沿った遊歩道も幾たびか犬と歩いた。
しかし、紫陽花がこんなに今も美しく咲いているとは思いがけなかった。

      

    ☆    紫陽花に秋冷いたる信濃かな    杉田久女

何度もブログに書いたこの句がすぐ 思い浮かんだ。
車の中で温度計を見て、この山道は下界に比べて3~4度低いなどと云いながら走って来た。

      

     
200~300メートルは続いている紫陽花の道。
桃色系がほとんどの中に、はっと目を引く青い色の紫陽花が咲いている。

     

青にもピンクにも咲ききらぬまま、秋を迎えようとしている大輪の紫陽花もある。
薄い緑でういういしく、さて何色に咲こうかと迷っているような株もある。

     

 目を転じると青い山の上には筋をはいたような秋を感じさせる雲が。

     

      🍒     峠の名は猿坂秋の祭り笛

      🍒     瓢箪のような南瓜を売る茶店

      🍒     トレラーハウス秋の四葩に停めてあり

      ☆     木隠れに鳥居山田の実りをり

今日の句は四句。
句になっているか?いないか。どっちだっていい。
結社に投句できる出来ではない。当たり前 承知の助。
しかし 良いの。
言葉が出てきただけで。いくら語彙を思い出せるのかと、発想 の稽古。ガンバレ、老脳に活を入れよう。

楽しいドライブ。
暑い時は車に冷房をかけて走るのも一考。
コメント
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