老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   独楽が回っちゃった~

2020-01-06 19:48:53 | シニア

            

              

 

四国村で蠟梅が咲いていた。

良い匂いがする。カメラを構えている人に気づく。その先に蠟梅が。今年になっては初めて。 バックの藁屋根が山間部の景色をかもし出していた。

 

            蠟梅や御手洗に水みなぎあり

 

    

 

四国村の職員が訪れた子度達を相手に昔の遊び、玩具でもてなしをしている。

 

    

 

床几の上に並べられている玩具。

お手玉、独楽。だるま落とし、けん玉、万華鏡に水鉄砲。

じゃじゃ馬の私はこれらの玩具は男の子と一緒によく遊んだ。

 

    

 

ここの場所に竹馬こそ無かったが、竹を伐って作ったぽっくり。紐を付けた履物。月並みな言い方だが、「懐かしい」の一言。

 

   

 

独楽回しをしている本当にイケメンの青年。

独楽を回すのに三日間も練習をしてやっと回せるようになったと言う。(笑い)

昨年、京都の芸術大学で民族学を学び、四国村の職員の一員になったらしい。

 

私なんて女の子だけど、ここにある玩具はお茶の子さいさいで使えるのよと言って独楽を回して見せた。まさか、本当に回るとは自分でも想像外だった。おてんば婆の面目躍如ってところだ。

 

          独楽回るぶんぶん風の渦うまる

最近の若者は、、、などとは云わぬ。時代が代わればな~。まこと草食系だな!

 

          高くあげるお手玉昼のあはき月

          隠居部屋軒に吊りある干し大根

 

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       餅花

2020-01-06 00:37:52 | シニア

 

     

      ( 四国村で見た昔の四国の正月風景のうちの「餅花」)

今朝は夢うつつに、早く起きなさい、餅つきが始まるよ、、、と母の声。

 

四国村で見た懐かしい餅花の記憶が夢を見させたのだろう。

餅つきの時の私の遊びと云うか、お手伝いと云うか、柳の枝に餅の花を咲かせる役目だった。臼で搗きあがった白い餅に紅や緑の色で染めた暖かく柔らかい餅を一センチくらいの太さに伸ばし適当に丸めて枝につける。

誰が取って来たのだろうか?一メートル位の大きな柳に結ぶ。(我が家の近所で柳がある場所が思い出せぬ)

この写真と全く同じ。緑に染めた餅もあった記憶がある。

そして、麩やきの、鯛、打ち出の小づち、小判などの菓子も吊る。柳の枝が揺れるとこれらの飾り菓子が触れあって カラカラ と音を立てる。

それを玄関の箱階段を登り一番高い柱に括りつけていた。

玄関は西に向いていた。戸が開くたび西風が入ってきて餅花が揺れる。

懐かしい正月風景だった。

 

         餅花や三和土に影の踊りけり

         餅の花咲けば箱回しが来るよ

 

              

 

この三方に乗せた鏡餅。柿、裏白。橙。

床の間に置かれていた。全く四国地方の正月風景、我が家と全く同じだ。

私の子供の頃の懐かしく楽しい正月行事。

母さん恋し、はらから恋し、、、そんな昨日今日だ。

 

自分の子供は、はてさてどんな正月風景がまな裏に甦る?そんな想い出を作ってやれたかしら。 🙇

 

 

 

 

 

コメント (2)
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