老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 避病院

2020-05-02 17:35:10 | さみしいシニア
    



「 避病院(ひびょういん)とは、明治時代に造られた日本の伝染病専門病院である。 昭和期では「隔離病舎」(かくりびょうしゃ)として小学校教科書に記載。 伝染病予防法が制定され「伝染病院」に、感染症予防法が制定され「感染症指定医療機関」へと、現代もその役割を担っている。」


又、子供の頃の記憶。
小学校へあがる前の記憶。

少し町から外れた麦畑の辺りに、廃虚となった病院らしい建物があった。

ドアも窓も壊れて無く、いつも風が吹いていた。

淋しい感じの建物だった。

名前だけは誰に聞いたのだろう「避病院」だと知っていた。
興味は、静かで何かの物語に出てきそうな雰囲気のそんなもの、怖いとか嫌だとは思った事はなかった。

しかし、誰も近づかないし、遊び場としても使わない。
未知の言葉の意味も深く知ろうとも思わなかった。が何だろう、どうして畑の真ん中にあるのかと漠然とは思っていた。

コロナの騒動。
この、避病院の役目を、今になって考えた。

パソコンでこの名前を検索をし、立派な役目を果たした病院だったことが判明。

兄が
「避病院に、石原裕次郎にそっくりの青年が入院をしていた」
と、何度も石原裕次郎を強調して言ってくれたものだから、記憶としては残っていた。

赤痢かエキリか?そんな病気の人が、隔離病棟で治療を受けていたのであろう。

いつの間にか取り壊されて、古い何棟も並び、部屋がハーモニカのようだった記憶の建物も無くなっている。


( 結核の患者さんが療養をしていた サナトリウム とは又、別 )


     

遠望に、小さな土手があり、小川があった。
花茨が咲いていたような?


政府はホテルを借りて、軽傷のコロナの陽性の人を、そこに居てもらう。

感染症医療指定期間なる立派な病院もあるらしいが。。。。。

マスクにいらぬ金を浪費するなら、感染症医療指定病院を、もっともっと建てて、コロナに感染をしても安心をして治療に専念ができるようにして。。。。

無策で無能な安倍総理、昔はこんな役目の立派な病院が、どの町にもあったって事を知ってるかい?


     🐢    麦笛のはなし黒穂を見ぬはなし

この句、この麦畑の記憶を詠んだ。




コメント
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