老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    日傘

2020-05-26 21:16:58 | シニア

            

 

病院の庭に咲いていた柏葉あぢさい。葉が柏の葉に似ているから、そこから名前もついたとか。

膝に痛みが続いている。

又、水を抜いてくれた。大きな注射器、一本分の水が又抜けた。

痛みは治まるでしょうと医師はおしゃってくださるが、歩くのは痛くないのに、床におちている塵を拾おうとかがむと痛くて痛くて。

 

昨日は暑かった。

何十年も前に浅草で買った日傘を愛用している。

それを差していると傘の陰に隠れて周囲を見なくてすむ。下を向き、右、左の交通に気をつけていれば、すれ違う人に、たとえば知り合いに声をかけられるまで気づかぬ時も。それがよい。

 

     ☔     日傘差し少し孤独のわきいずる

 

雨の日の傘も、日傘も好きだ。ひとりぼっちの淋しさとは違う、淋しさに身をゆだねている時間が好もしい。

古くなり色褪せた、少し小粋な江戸柄の日傘を捨てきれず今年も差した。

 

今日は久ぶりにお裁縫。

チュニックを縫った。

薄手のローンの生地。針と糸と布地が一致しなければ、上手く縫えない。

もう少しで仕上がる。明日か?

 

           薫風やミシンを踏めば消ゆ町騒 

 

ミシンのリズミカルな音。俳句ができた。書いておかなくては、忘れてしまう。

おまけにブログまで書いた。

 

 

 

コメント
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