ベランダの窓を開くとお迎えのトラちゃん。
帰る時は、おなかも満腹もう帰るの、、と「さようなら」と言う私を見ている。
このトラちゃん。
前からいたトラちゃんに比べると、体が少し小さい。
声はドラ声。うなりながら威嚇する声も前からのトラちゃんと一緒。
しかし、同じ猫とは?どうも違うみたいだ。
しかし私の心をわしづかみにしている野良のトラちゃんに違いない。
トネリコに寄生をして欄が見事に咲いている。
掃除が楽しみで週に一度、掃除に来ている。
コロナでどこにも遊びに行けない。
せめてこの家を磨いて、楽しく住もうと、思った。
体力がない。金が無い。せめてここで、楽しく遊ぶ。
二人ぶんの布団はある。生活の全ては揃っている。
最大のここで住む理由は?
狭いマンションで諍いをする。喧嘩をする。
相手の顔も見たくない時の避難場所にしようと夫婦で意見が一致した結果だ。
電灯の紐の先に付けたバラのボールもそのままだ。
今日も一日のノルマを終えた。
当分、週に一度の楽しみを終えた。