老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

動きだした

2020-05-16 10:55:29 | シニア

   

 

市役所の支所の工事現場に人が集まった。

雨の中、工事車輌が次々と入ってくる。

コロナ騒ぎで静かな二か月程度の現場だった。

それでも、仮事務所の支所には、毎日おとづれる車はあった。

書類をもらいに来る、市井の生活にそれなりの動きはあったみたいだった。

パソコンを打ちながら退屈をすると、窓から見ていた。

 

     

 

古い建物は魅力がなかった。

他の支所やそれに付随する建物は美しく、たまにおとずれても活気があった。

この支所の二階は、窓を開いていると、オカリナを練習している音や、室内体操をしている人が見えた。

 

文句ばかり言っているようだけれど、この建物で行われている数々のお稽古事のメニュー。素人に毛がはえた程度の指導者が高い費用をとって教えている。

行かなければいいまでの話。

俳句講座も絵手紙も老人体操も、、、、

無理に自分を殺してまで、話題に、あわすなぞという離れ業は私には最も苦手だ。自然に足が遠ざかってしまった。

それでも暇をかこつと、机に肘をついてここへ出入りする車を見ていた。

 

さてさて、建物が新しくなると講座の内容も新しくなるのかな~。

そんなことないだろう。

せめて図書室の本の数くらいは充実をしてもらいたい。

 

ある支所はお風呂があり、健康器具がそろっている。

海が見えてロケーションは最高。

あんな支所の整備に近づけてほしいが、昨今の市の財政では少し無理かな。

 

まあ、楽しみだ。

日に日に出来上がる過程を見るのも暇つぶしになる。

 

お遍路さんも、戻ってくるといいのだけれど。

 

          緑の屋島五月の湧きゐる煙

 

          ケーキなど焼き新緑の雨かこつ     

 

コメント
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