団地への西の入り口にある消防団の建物。
昨日は定期点検か、車の整備やホースを干していた。
ここから流される放送の高い柱。
先端から流される夕方のメローディーが
「夕焼け小焼けで、、、」
団地に響き渡る。
夏は西の山の端に残る夕日。
冬は夕方の5時ともなれば薄暗くなっている。
幸いに私の住んでいた14~5年の間に、緊急の放送もなく平穏な日々は夕方の「夕焼け小焼け、、、」のメロディーに郷愁を感ずる生活であった。
犬と猫を子供から預かってみたものの、マンションで動物は飼えない。
愛情が犬猫に移ってしまい手放せなくなってしまった。
新しい家を建てる財力は無く、中古住宅を探し、やっと海の見えるのが気にいった家を買った。
🐈 恋の猫哀し妻に母になれず
🐶 我が靴を枕よ犬の日向ぼこ
慎太郎とハナ子が元気な頃。
この日々の気づかなかった当たり前の日常が、今思うと、何にもたとえようのない、幸せの絶頂だったのだ。
豊な四季ある田舎町。
しかし交通の便は最高でJRの駅、私鉄の琴電駅にも歩いて行ける。
高速に乗れば東京にも大阪にも行ける乗り場も15~6分も歩けばある。
慎太郎を連れて毎日の散歩を欠かさなかったこの街に愛情はたっぷり。
親しいご近所さんもできて第二の故郷になった。
🐥 星うるむ水鳥黒い羽休め
しりとり俳句から。
「和菓子屋」の屋を繋ぐ
🍡 今年また馴染みの遍路だんご屋に
「沢庵漬」の漬けを
🍵 尼御前おもてなしは花菜漬