Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

生肉料理は 高級品だ

2011-07-07 23:17:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!当地名古屋は、梅雨らしいまとまった雨の一日でありました。余り強いと、10人を超える犠牲を生じた2000=平成12年9月の、東海豪雨の悪夢が脳裏を過りますが、反対に降らなければ1994=同6年の大渇水の様になりかねず、これも質の異なる悪夢でしょう。本当は適度に降って、ゆっくり梅雨明けに向かってくれれば最善だが、そう都合良く行くかどうか分らないのも事実ですね。

国会にては、先の震災にて安全性が大きく問われる原子力発電所の今後を巡って見解の相違が表面化している様ですね。特に、安全面がクリアされたとして再開秒読みだった、九州の玄海発電所の稼働が再び見送られた模様。政府が、新たな安全確保を図る、所謂ストレス・テストの導入を決めた事に伴うもので、震災直後のやむを得ない所はあるにせよ、導入の経緯は不明朗。今後の電力需給にも関わるだけに、政府の説明責任が問われる所でしょう。この問題は、又後日触れたく思います。

今年上半期は、こうした問題の他に、生肉料理が絡む集団食中毒事件が社会問題化したのはご存じかと思います。
きっかけは今春、北陸の焼き肉チェーン店にて、生肉料理「ユッケ」を衛生上不可欠な処置を行わず、顧客に提供したのが原因とされ、この店舗は事実上廃業を決意した様です。
犠牲まで伴う大事故を生じた以上、当然の結末と言えるでしょう。

この問題は少し前、拙ブログ「トイレの雑記帳」にも記事を載せた記憶がありますが、事故を生じた当該店舗の安全衛生への不良姿勢もさる事ながら、本来出せるはずのない低価格設定も不自然だった。それ故顧客は、そうした事に疑問や不審を抱くべきだったものの、安さにつられて危険な食品を摂り込み、結果中毒に陥ったと言うのも事実でしょう。

生肉の危険個所を取り除き、安全衛生を守る「トリミング」と言う工程は食の安全の見地よりは当然の事であり、厚生労働省による基準が予め定められているべきでした。
事件を機に、ようやく整備される様ですが、とに角少しでも危険があるならば、努めて厳格な基準であって欲しい所。「そんな基準を設けられては、生肉メニューは高級店でしか扱えなくなる」との声も知っていますが、想えば生肉メニューは高級店でしか扱えないのが本筋ではないでしょうか。

私はかつて、飲食分野の仕事に携わった事もありますので、この辺りの事共は少しは分りますが、ユッケなどの生肉メニューは、和牛ならば千円単位の値付けが普通で、数千円と言うケースも珍しくないと思います。それを、消費税込みで\300そこそこと言う値付けに、何故多くの方々が疑問や不審の念を抱かなかったのか、まあ不思議な所ではありますね。結局「和牛ユッケ」の触れ込みは虚偽だった様ですが。

それと、幼い子供達に、大人でもどうかと思わせる生肉メニューをそのまま与える見識もちとおかしなものを感じます。まだ抵抗力のない子供達に与える食材は、何よりも安全が最優先されるべきで、仮に欲しがっても絶対に与えない信念の強さが、親達に強く求められているのではないかとも思うのです。

とまれ、生肉料理は、本来安全衛生を強く留意しながら提供されるべきである以上、顧客に出せる食材の質と部位は限られており、当然価格も高いものになるはずでしょう。つまり、低価格志向の店舗では扱えず、本来は高級店のみで扱える限定メニューと言うのが本来の姿だと私は思います。又、顧客の側もそうした料理の真の価値と禁忌の両方を知る、言わば通の方々だけの限られた楽しみであるべきではとも感じますね。
P.S 今回は、ブログ記事を省略しております。*(三日月)*
コメント
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