Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

五条河原落書~その3

2012-06-16 23:27:25 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!当地名古屋の本日は、終日梅雨本番の雨。特に予定がなかったので、雨天にては出玉が良いとされるパチンコか、映画でも見に参ろうかとも思ったのだが、いつも通り、金山副都心界隈に、雨を突いての写真撮影に赴いた次第。ただ、いつも通りに参らなかった所が一つ。

何気に、いつもの陸橋上より金山公園の方を見渡すと、異変が起きていた。場所は、公園すぐ脇の、JR中央線の架線電柱である。何と、地上数mの所で、火花が出ているではないか。「普段こんな事がある訳がない。絶対に変だ!」そう直感した俺は、躊躇わず消防に119通報。携帯通話につき若干の齟齬(そご)はあったが、消防窓口は直ちに位置を理解して下さり、数分後現れた消防の先頭車に、位置を詳細に報告したのであった。目撃通報者につき、計十余分に亘り状況を説明、やや予定を狂わされた格好ではあったが、見逃しておれば周辺の樹木に燃え移り、大事になっていた可能性もあっただけに、初期段階にての適切な判断と通報がいかに大切かを、改めて思い知らされている所。小規模ではあったが、高圧電線が火を噴いている様は、あらゆる事態に発展する恐れを秘めており、見ていて退けるものを感じたのも事実である。鎮火を確認、状況が落ち着くのを待って、消防・警察・電力の各位にお断りの上、現場を離れた次第。こうした事が、次の災禍に遭遇した時の良き修練とも成り得る事を、自覚もした本日であります。普段は、添付画像の様なのんびりした風情なるも、本日ばかりは、10台近い消防と警察の車両が馳せつけ、一時緊張の走った金山公園でありました。

さてさて、今夜は梅雨特集「五条河原落書」の第3話。前回、紀伊半島、今の和歌山県辺りに健在らしい母親の話を聞いた偽!弁慶であったが、主君となった偽!義経より、「詳しく話す」と言われながら、それ以上の目立った進展はなかった。仕方なく五条大橋近くの居所に引き揚げ、この夜は、加茂河畔を、日課にしている見回りに出ていた。

偽!弁慶「殿もお人が悪い・・・と言うか、まあいい加減と言うのかな。折角拙母の詳しい近況が聞けると思うたが。やはり酒気でも入っておったかな。」とふと思うもしかし・・・。「いやいや、あの刀捌き、それはあり得まい。やはり拙者の思い過ごしか?」

暫く、平穏な時代が続いているせいか、河畔を歩く人々は皆、警戒を解いている様に見受けられる。特に、若い女性達は、内輪話に夢中になったり、携帯電話を操作しながら脇見歩きとか、果ては何と、歩行しながら化粧を直している者さえ見られる始末。勿論、男性達の挙動も、咥え煙草や財布を着物から露出させるなど、決して芳しいものではない。

「あんな事だから」と偽!弁慶は思った。「いざ襲われた時、適切な抵抗や反撃ができぬのと違うか?」長らくの平和に慣れ過ぎるのも、どうも一考を要するらしい。川沿いの各店舗には灯りが入り、人々に酒気を促している風情。偽!弁慶もそれに伍したい所だが、今はその場合ではない。酔客の大声を苦々しく聞き、灯りを横目で睨みながら通り過ぎようとした正にその時、偽!弁慶が懐にしのばせていた携帯電話が鳴った。「はい」と応答。主は偽!義経である。

「オナ〇~中(大声では申せません。伏字です。苦笑)邪魔して悪いのう!ついでに、昨日話す言うてたお主の母堂の事も、忘れていて悪かった!今夜は、その事のさわりを伝えたかったのや。」

「それは、有り難き事と存じます」とは言ったが、その一方で「ワシは、そんな事をするのか?」と些か心外な偽!弁慶であった。「お話を伺います。殿はそのまま続けて下され。」

偽!義経「では続けよう。お主の母堂が紀伊の国にてお元気らしいのは知っとると思うが、今おわす場所と、遠くない時期にお目にかかれる様に図ろう思ってな。まあ昨日、直に会ってる時に伝えられると良かったんやが。」

偽!弁慶「いや~、事実なら感謝感激の至りなんですが、殿のこの事についてのご言動は、今一つ不安定で怪しいものがござりますな。確実な所をお示し下さらんと、拙者は又『詐欺っぽい~、何か詐欺っぽい~!』と思っちまう訳ですよ。上手い話の政権公約マニュフェストをぶち上げておいて、守れなければ平気で反故にする様な政権党と一緒の目で、殿を拝見したくない訳でして~・・嘆。」

偽!義経「ああ、分る分る。俺だって、これ以上お主の不信を煽る様な事はしとうないんや。お主が良けりゃ、又明日にでも五条大橋の例の所で一席設けようじゃんか。それともうお一方にも、良ければ同席願う様にしたいが。」

偽!弁慶「それは良い!このお話は、第三の方がいらした方が、反って信頼性が高まるものですぞ。で、拙者にも覚えがござるが、そのお方のお名前申し上げてよろしいか?」

偽!義経「ああ、どうぞ。」

偽!弁慶「そのお方、(偽!)大国主命(おおくにぬしのみこと)様ではありますまいか?」

偽!義経「左様!愛称(偽!)大黒様やな。笑」

偽!弁慶「そうか。陛下がご一緒なら、それは信じても良いですな。」

偽!義経「よしゃ!それで決まりやな。善は急げって言うけど、明日午後は良いのか?」

偽!弁慶「夕刻からなら、拙者は良いですよ。」

偽!義経「分った!じゃ又、直前にな。自慰のし過ぎには要注意や。お主の居所には、何せ18禁図書館があるって話をも聞いたもんでな。もし、母堂にお会いしたら、どう説明するんやろうな。失笑」電話は、半ば一方的に切れた。

再び、偽!弁慶は思った。「ワシは、そんな事をする人間なのか?」・・・続く。本編は、フィクションであります。

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コメント (2)
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