「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

家族団らんと人生の統合!

2024年03月17日 06時04分02秒 | 集談会日記


大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

昨夜は久しぶりに親子三代全員が揃っての家族団らんでした。

一見何気ない普通の光景ですが、私にとっては特別な時間でありました。

単身赴任生活が長かったこともあり家族全員で食事をすることは本当にまれでした。

これから小学校に入学する孫の話や次女の転職、長女の子育ての話を聴きながら、それを陰で見守ってくれている、83歳の私の両親が元気で居てくれることの幸福感に包まれました。

以前精神科医の和田秀樹さんが老年期は人生の統合であるという意味のことを言われていました。

気になって調べてみますと、人生の統合性とはアメリカの発達心理学で有名なエリクソンが提唱した概念で、60歳過ぎ以降で直面する心理的側面には「統合性」と、それと対の関係をなす「絶望」があるとされています。 

エリクソンは老年期について、自分の人生を見つめ直す期間だと言います。

自分の人生とこれから待つ死に対し納得感と安心感を得るのが「統合」であり、恐怖と後悔にさいなまれるのが「絶望」だとしています。

私にとっては、まさしく森田療法人生の統合の後押しをしてくれており、サポートをしてくれていることに気がつきました。

あなたは老齢期を人生の統合とみなしますか?

それとも絶望とみなしますか?

今そのことを問われている年代に入ったと感じている一世です。






2024.3.17 一世

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あるがままから離れていく人々!

2024年03月16日 08時23分35秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

昨日職場で元気のないスタッフがいたので、少し声かけをして森田で学んだことを私なりに言い換えてさりげなく話をしました。

退社時の「お疲れ様でした」の挨拶が、元気よく感じたのは偶然でしょうか?

本日、なぜこのようなタイトル思いついたのかよくわかりません。

以下は、私の率直な思いです。

ただ、ただ残念なのです。

症状から解放されたときに、いい意味でも悪い意味でもその人の人間性や品性が表れるような気がします。

その中には、お金への執着や名誉欲などもあります。

ところで自助グループ活動の学びを進めていく中で理論を習得すればするほど自らや他者をコントロールしようとしてあるがままから離れていく人たちがいます。

さらに自分の承認欲求や自己顕示欲をそこに発揮しようとする人たちも現れてきます。

また真逆ですが、もう自分は学ぶべきものは無いと判断してグループから早々に離脱する人もいます。

自分が、そのグループに対して何が出来るだろうかという発想がないのです。

かつての私がそうであっただけに、どちらも残念でなりません。

森田博士のいわれる自覚や人生観の変化、犠牲心の発動を感じることなく森田から離れていく人がおられるのが残念で仕方がないのです。

森田は人生における重大な危機から日常生活の小さな人間関係にも応用できる人間学だとあらためて感じる一世です。

※今日の森田博士の言葉

私どもがこの老年になっても、まだ大人げもなく、自分が人からほめられたい、悪人と思われたくない。

それで自分で、いろいろな理屈をつけ、自ら弁護し、自ら欺き、人をも欺いていることが多い。


2024.3.16 一世

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たたかわない生き方!

2024年03月15日 06時37分19秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今週は、情報番組のメインMCの大下容子さんの書かれた、

「たたかわない生き方」から多くのことを学んでいます。

小さなエピソードの中に人間関係のヒントが網羅されています。

食べ物でも書籍でも自分の感性に触れると、しばらくそればかり食べたり読んだりしている私です。

さて森田療法 に出会って45年になります。

振り返ると症状と格闘し、上司とぶつかり、妻ともぶつかり、娘ともぶつかり結果ボコボコに傷ついたり、時には無自覚に傷つけてきました。

それは本来こころのシエルターであるべき、自助グループ内においても例外でありませんでした。

最近は、ほとんど抗うこと、たたかうことが減りました。

それでも残念ながら人間的に成長したとも成熟したとも思っていません。

しかしながら大きく変化したことがあります。

それは愚痴を以前ほど言わなくなったことです。

私なりの自覚が芽生えたと言いたいところですが、それはさざ波のように一瞬でかき消されるものでもあります。

ネガティブかもしれませんが、自分で招いた人生は自分で引き受けるしかないと、思い至りました。

最近は、どちからというと感謝や幸福などの単語が増えました。

神経質性格を深く知れば知るほどマイナスの出来事にもプラスがあることを発見したからです。

それから人との距離の取り方を少し学んだからです。

以前は理不尽な上司や自助グループの寄り添い感の欠如した勘違いおじさんやおばさんにはこのブログで、

あんたはそんなに偉いんか!と散々書いていました。

それでも、どうしても自己内省が働くので、あーすっきりとはいきませんでした。

抗うことを止めたときに、本来の私に出会えたような気がする一世です。


※今日の心に響く言葉(たたかわない生き方より)

価値観が合わない相手がすぐ近くにいるのはつらいもの。

相手も、自分が正しいと思っているからこそ、そういう態度に出るわけです。

そうなると、関係性に変化は見込みません。

結果、その人のことで頭を悩ませていればいるほど、自分のエネルギーを消耗することになってしまいます。

これはもう考えても仕方のない状況。

お互いのためだと思って、迷わず距離を取りましょう。

離れることが無理ならば、心の中にアクリル板を、どんと立てましょう。

そしてその気持ちを吐き出す事。

私も家で声を上げて泣いたりしたこともあります。

けっこうスッキリします。

そして、そのあとには意識して自分の周囲をぐるりと、見回してみましょう。

そうすると、必ずどこかに話の合う人、気の合う仲間が見つかるはずです。

私も、人間関係でのモヤモヤが溜まった時には親しい友人や姉など、数少ない気の置けない相手に気持ちを聞いてもらいます。

聞かされる方はさぞ大変だと思いますが、そこは普段からの信頼関係があればなんとかなります!

逆にその人に何かあった時に、こちらが力になればいいのです。




2024.3.15 一世

※参照 大下容子氏・たたかわない生き方・CCCメディアハウスより一部抜粋

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ホワイトデーと女性の生き方!

2024年03月14日 04時51分06秒 | コラム 
 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日はホワイトデーですね。

今年は、残念なことにバレンタインデーにチョコレートをまったくもらえなかった一世です。(泣)

まあ、自業自得ですね。

それはそれとして、気分は別に本日はチョコを買って、若い女子の多い職場に行きます。

さて昨日は大阪水曜ほっと集談会でした。

平日のお昼間ということもあり女性の方が多く参加されます。

詳細は一切申しませんが、女性の生き方については男性とはまた違った苦しみや悩みがあるのですね。

私は多くの学びを頂いたと思っております。

いろいろなお話をお聴きする中でふとコロナ禍で読み感銘を受けた「たたかわない生き方」という本を再び読みたくなりました。

以前にも実はこのブログでご紹介させていただきましたが、著者はご自身の冠番組を持たれているアナウンサーの大下容子さんです。

男女を問わず、唯一私が好きなアナウンサーです。

画面越しから見る印象は個性の強い情報番組の司会者には珍しく、ほんわかとして控えめな感じです。

自分自身のことを少数派で、無個性も個性のひとつと、言われています。

しかしこの著書から無個性とは真逆で芯が強くて自分に厳しいそして、誠実で人の気持ちに寄り添うあたたかい人柄を感じます。

どちらかと言うと内向的で自己内省が働く神経質者の生き方に通じる部分がありますね。

以下あらためて「たたかわない生き方」より特に心に残った一節を紹介させていただきます。

争わず、流れにさからわず、とにかく目の前の1日、一瞬を生きてきた。。。。

それは、ひとことで言うと「他人と戦わない生き方」だったのかもしれません

1日1日、精いっぱい、真心を大切に生きていく。

人からどう思われても、自分が納得できる生き方をする。

たたかいよりも、思いやりを。

いかがでしょうか?

大下容子さんの生き方、考え方の中には森田理論や感情の法則など一切出てきませんが、神経質者の生き方の大きなヒントが隠されていると感じました。

最後に人とのコミュニケーションで大切にしていることは、なんですか?

という問いに対して迷わず聞くことですと、答えておられます。

メンタルヘルスを目的とした自助グループに於いて一番大切なことではないでしょうか!

健康管理や毎日のルーテインを大切にして毎朝5時に出勤して様々な資料に目を通して最高のパフォーマンスを心がけて、実践されています。

自身の性格や他者を変えることに力を注ぐのではなくて、自分の感性を大切にしながら、本来の欲求に力を注ぐ。

適度な距離感を保ちながら、常に相手から何かを学ぼうとする姿勢。

やはり各界で活躍されている人は皆、自然と森田的な生き方をされているのですね。

女性・男性に関わらず、是非ご一読をお勧めいたします。






2024.3.14 一世
※参照 大下容子氏・たたかわない生き方・CCCメディアハウスより一部抜粋
 

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今死んでも、幸せといえるだろうか?

2024年03月13日 07時13分12秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近過労になると、持病の心臓君のご機嫌が悪くて、うまく動いてくれないときがあります。

そんなときにふと、「今、死んでも幸せといえるだろうか」と思うことがあります。

このような抽象的な問いは、森田博士の逆鱗に触れそうですね。

森田博士は幸不幸、善悪は相対的なもであると、机上論を語ることを遠ざけておられますね。

ただ若い頃と違い、最近特に同世代の知人や有名な声優やアニメ作家の訃報を聴くたびに観念ではなく現実として考えてしまうことがあるのです。

私たちはよりよく生きたいという生の欲望が強いと言われています。

何をもってよりよく生きたことになるのか正直わかりません。

しかしながら心臓も含めたあらゆる臓器や心、この命を使い切ることを最近ケチな私は考えています。

今日は昼からリモート集談会です。

そのような命の会話が、できればいいなと思っています。

※今日の森田博士の言葉

つまり私どもの日常生活においては、自分や他人にとって害になる悪い感情は、それを行動に現さずにそのまま放置して自然に消滅させるのがよろしいし、よい感情はそれをたびたび表現してそれを心に深く印象し、養い育ててゆくべきだと思います。




2024.3.13 一世



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