大阪水曜ほっと集談会一世です。
今週は、情報番組のメインMCの大下容子さんの書かれた、
「たたかわない生き方」から多くのことを学んでいます。
小さなエピソードの中に人間関係のヒントが網羅されています。
食べ物でも書籍でも自分の感性に触れると、しばらくそればかり食べたり読んだりしている私です。
さて森田療法 に出会って45年になります。
振り返ると症状と格闘し、上司とぶつかり、妻ともぶつかり、娘ともぶつかり結果ボコボコに傷ついたり、時には無自覚に傷つけてきました。
それは本来こころのシエルターであるべき、自助グループ内においても例外でありませんでした。
最近は、ほとんど抗うこと、たたかうことが減りました。
それでも残念ながら人間的に成長したとも成熟したとも思っていません。
しかしながら大きく変化したことがあります。
それは愚痴を以前ほど言わなくなったことです。
私なりの自覚が芽生えたと言いたいところですが、それはさざ波のように一瞬でかき消されるものでもあります。
ネガティブかもしれませんが、自分で招いた人生は自分で引き受けるしかないと、思い至りました。
最近は、どちからというと感謝や幸福などの単語が増えました。
神経質性格を深く知れば知るほどマイナスの出来事にもプラスがあることを発見したからです。
それから人との距離の取り方を少し学んだからです。
以前は理不尽な上司や自助グループの寄り添い感の欠如した勘違いおじさんやおばさんにはこのブログで、
あんたはそんなに偉いんか!と散々書いていました。
それでも、どうしても自己内省が働くので、あーすっきりとはいきませんでした。
抗うことを止めたときに、本来の私に出会えたような気がする一世です。
※今日の心に響く言葉(たたかわない生き方より)
価値観が合わない相手がすぐ近くにいるのはつらいもの。
相手も、自分が正しいと思っているからこそ、そういう態度に出るわけです。
そうなると、関係性に変化は見込みません。
結果、その人のことで頭を悩ませていればいるほど、自分のエネルギーを消耗することになってしまいます。
これはもう考えても仕方のない状況。
お互いのためだと思って、迷わず距離を取りましょう。
離れることが無理ならば、心の中にアクリル板を、どんと立てましょう。
そしてその気持ちを吐き出す事。
私も家で声を上げて泣いたりしたこともあります。
けっこうスッキリします。
そして、そのあとには意識して自分の周囲をぐるりと、見回してみましょう。
そうすると、必ずどこかに話の合う人、気の合う仲間が見つかるはずです。
私も、人間関係でのモヤモヤが溜まった時には親しい友人や姉など、数少ない気の置けない相手に気持ちを聞いてもらいます。
聞かされる方はさぞ大変だと思いますが、そこは普段からの信頼関係があればなんとかなります!
逆にその人に何かあった時に、こちらが力になればいいのです。
2024.3.15 一世
※参照 大下容子氏・たたかわない生き方・CCCメディアハウスより一部抜粋