「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

欲の袋には底がない!

2024年03月21日 08時41分06秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

昨日は朝から、ブログを書いて、バタバタと出勤して仕事を終えると、自助グループの仲間の皆さんに会うために電車に飛び乗り、でかけました。

最近あれもこれもしたいという思いが止まりません。

森田博士は、欲張るということは生きてる証拠でありますと言われています。

私も含めた神経質と呼ばれる人たちを観察してみると、強い向上欲を通り越して不可能を可能にしようとする傾向が見られます。

大谷翔平選手もびっくりするような、二刀流どころか五刀流を求めるのです。

これが度を超すと、不毛な努力や疲労につながり、強い落ち込みや、症状に転嫁されていくのです。

自分が自分がの〈我〉を捨てることは出来ませんが、じぶんはそういう我の強い人間であると言うことを自覚するだけで、少し気持ちが解放された私です。

※今日の森田博士の言葉

人間は理論にとらわれると、生の欲望がおさえられてしまいます。

神経質の患者には、よく理論にとらわれて勉強も仕事も放棄してしまう例があります。

私が自覚によって知ったところの、生の欲望についてお話ししましたが、さらには自分の心奥深く内省してみると、欲の袋には底がないというように、私の生の欲望には際限がないということを知るのであります。





2024.3.21 一世

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森田療法と青春の日々~ここからすべてが始まった~!

2024年03月20日 08時29分12秒 | コラム 




大阪水曜ほっと集談会一世です。

森田療法と出逢った場所がある。

当時私は、17歳であった。

なだらかな小さな丘が見える海辺の民宿である。

ここは私の青春の場所でもあったような気がする。

若い頃音楽サークルの仲間と訪れた場所でもあり、私の心のホームタウン。

心が疲れたり逆に高揚感に包まれたとき、時々訪れる場所である。

昨日思い切って行ってみた。

波間がキラキラと輝く、眩しい!

45年前のあの日もそうであったのだろうか?

不安で不安で将来が全く見渡せない自分がそこにいた。

自助グループとは何かも知らず叔父のすすめで参加した一泊学習会。

自分はとぼとぼと、ここから自分の足で人生を歩き始めたのだ。

今再び人生を統合するために、ここを訪れた。

近くには美しい梅林もある。

三世紀頃、命がけで訪れたであろう渡来人の古墳もある。

さまざまな思いを寄せながら海辺を散策した。

小学生がサッカーボールを蹴っている。

中学生がスマホゲームで遊んでいる。

すべてはあの日あの時の純なる心のなせる業であった。

幸せ以外の言葉が見つからない。

森田療法の素晴らしさを、そして自助グループで出逢った仲間の素晴らしさを、これからも伝えていきたい!





2024.3.20 一世




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3月度大阪水曜ほっと集談会のご案内

2024年03月19日 07時04分34秒 | 集談会 開催日


大阪水曜ほっと集談会一世です。

3月度の大阪水曜ほっとリモートの集談会のご案内です。

皆様にお会いできることが、楽しみですね。

私たちは、森田療法をベースに、共感と心のふれあいを大切に毎月森田人間学を学んでいます。

本日夜からですが午前中であれば、まだ受け付け可能ですので、下記ホームページよりお申し込みください。

本日中にZOOMの招待をお送り致します。

ZOOMを使ったオンライン開催です。

皆様の悩みを存分にお聞かせください。

皆様の参加を心よりお待ちしています。

 〇大阪水曜ほっと夜間リモート懇談会

●3月19日(火)

20:00~21:30 (途中入退室可)


参加無料です。
●オンライン(ZOOM)にて開催します。
●会員であれば、全国からどなたでも参加できます。
●途中入退室、ビデオOFF、ハンドルネームも可能です。
●始めて参加の方はホームページの専用フォームからまたは発見誌の問い合わせ先まで連絡をお願いします。
 
下記画像をクリックしてください。
大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

神経質性格に悩む人たちが、受容と共感をベースに、森田療法(森田理論)を学びます。月一回、定例会として、学習会(兼 懇親会)を行っています。ZOOMにて開催中!

 

 
 

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承認欲求は不自由を強いる?

2024年03月19日 06時21分28秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近入社したスタッフに、仕事でアドバイスしたところ、今風にいえば無言でスルーされました。

これもびっくりですが、若者のある意味で、賢い反発の意思表示ですね。

これは親切の押し売りが招いた当然の結果だとは思いますが。(泣)


管理職手当も貰っていない、親切が目的の非正規オジさんをスルーするな!

さてアドラー心理学の考え方に承認欲求は、不自由を強いるというのがあるようです。

森田的に解釈すれば、承認欲求も心の事実であり、なくす必要もありません。

素人の発言なので、誤解を招かないように、アドラー自身が承認欲求を否定しているわけではありません。

森田療法でもそうですが、森田博士が言われていない言葉が一人歩きすることがあります。

承認欲求が問題ではなく、どう満たしていくのかが、問題ではないでしょうか?

自分が人からどう思われるか、人の視線が気になる、こういった悩みで自縄自縛になる人は多いです。

私も随分そのようなことに人生の時間を使ってきました。

しかしそれではこの大切な人生がもったいないと思うのです。

自己内省を働かしながら、自分が言いたいことを言う、やりたいことをやる、行きたいところに行く、少し冒険をする、今はそのことをいつもこころがけています。

そうは言っても小心者であるので、できることは限られています。

更にアドラー心理学の考え方によれば、このような発想になるようです。

理不尽な上司や学校の先生に無理矢理認めてもらう必要は無い。

市場価値の高い人間になればよい。

より大きな共同体になればよい。

家庭でも妻に認めてもらう必要は無いと言いたいところですが、現実にはそう簡単には割り切れない、トホホな一世です。







2024.3.19 一世

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最近愚痴を言わなくなりました。

2024年03月18日 04時19分05秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

最近入社した若いスタッフは、苦手な仕事を私が言いつけると即座に平気で「ムリ、ムリ」と言います。(笑)

最初はその反応が理解できず、戸惑いました。

今は面白く観察しています。

確かに、私たちシニア世代の入社時と若者の行動様式も随分変わりましたね。

私も単身赴任なんかムリ、ムリと言いたかった!

さて、最近の私は全くとは言いませんが、あまり愚痴を言わなくなりました。

というのは※ある言葉に出会ったからです。

以前はイラストの蟹のようにぶつぶつと愚痴ばかり、言っておりました。

結果として自分がネガティブ思考になるように、暗示をかけていたように思います。

森田博士が症状や不安を口に出すことをやめることを説かれたのは、道徳的な訓示ではなく、とても合理的なことなのです。

※今日の心に響く言葉   (樹木希林120の遺言より)

病気のおかげで、いろいろな気づきもありましたね。

だって、気づきをしないと、もったいないじゃない?

せっかく大変な思いをするのに、それを「こんなふうになってしまって」と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから。

私は病気については「あ、そうきたか」と捉えています。

樹木希林さんの何気ない言葉の中に私たちの症状に対する向き合い方の答えがあるように感じました。

症状をただ単に自分にとって邪魔なもの、無駄なものと愚痴にするのか、そこから学びを得るのかそれはあなた次第なのですといわれているような気がしました。



2024.3.18 一世

※樹木希林120の遺言、宝島社文庫より一部抜粋

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