今日の機関区巡りは 肥薩線吉松機関区です 給水給炭中のC56 91号機です。
1971年12月00撮影 肥薩線 吉松機関区 C56 91
狩勝峠・姥捨て越えと並び 日本の鉄道の三大峠越えの一つ 大畑越えの南側の入り口に位置する吉松機関区は 北の人吉
機関区と共に 難所大畑越えのD51を支える重要な機関区ですが 当時は吉都線・肥薩線(霧島口)・山野線に使用するD51・C
56・C55・C57の4形式の機関車が所属していました 大畑越えの重装備のD51は 人吉機関区の所属でしたが 吉松機関区
の人気者は 何と言ってもC56 91号機でしょう 仲間が第二次世界大戦で戦地に送られ 国内に残ったトップナンバーでもあり
旧型の形式入りナンバープレートの91号機は 吉松駅の貨車の入れ替えの他に 大野線薩摩大口駅までの貨物列車の牽引に
も従事し 1972年10月鹿児島国体での僚機92号機と重連でお召列車の牽引も果たしました。
機関区の前でD51 714号機と共に。
D51 714 C56 91
集煙装置を装備していない吉松機関区のD51 714号機です 大畑越えをしないので必要なかったからでしょう。
側面のナンバープレートは 形式入りではありません。
貨車の入れ替えをするC56 91号機。
バック運転はお手の物です。
今から思えば矢岳越えのD51や C55・C57なども写しておけば良かったと悔やまれます。