今日は 朝から冷たい雨が降っていました 季節が秋から冬に進んだような寒さに 一歩も外へ出る事無く巣籠り状態だっ
たので今日の映像がありません。
そこで私が鉄道写真を写し始めた頃の写真を 日を追ってアップしていきたいと思います 私が 鉄道を写し始めた頃は
無煙化の波が地方に広がり始め SLブームが始まった頃で 東海道本線・山陽本線・東北本線の大型蒸気は既になく 優
等列車は無煙化され 貨物列車やローカル列車に 蒸気機関車が最後の活躍をしている頃でした それでもC62やD51な
ど17形式6000輌余りの蒸気機関車が 全国で最期の煙を上げていました。
中でも大正3年(1914年)誕生の現役最古参8620形機関車は 私の好きな機関車でもありました 当時8620形の運転と言
えば 3重連や重連後補機で運転の花輪線が有名でしたが 他にも越美北線・福塩線・香月線などでも運転していたので
筑豊本線での撮影中に写せる香月線の列車は 楽しみのひとつでした。
筑豊本線を走る8620形です。
1971年12月00日撮影 筑豊本線 折尾~仲間 88622牽引 普通列車
中間駅を発車して若松へ向かう 朝の通勤列車です 折尾・中間間は 小倉方面から来る線路と若松から来る4線区間で
すが この先折尾方にある乗り越し橋を挟んで 小倉方面と若松方面に向かう復々線になっていました。
除煙板こそ付いていますが 化粧煙突・形式入りナンバープレートの原型に近い姿を残す88622号機は 最も好きな機関
車の一輌です。
鹿児島機関区所属の8620形は 本線運用こそありませんでしたが 構内の入れ替えに綺麗な姿を見る事ができました。
1970年2月21日撮影 鹿児島本線 西鹿児島機関区 48674号機
入れ替えを終えて一休み中の48674号機 入れ替え専用のためC56の様にテンダーの両サイドを切り取り 後方の視界を
良くしてあります 煙突こそパイプ煙突に改造されてますが 式入りナンバープレートで 手入れも行き届いた美しい姿を見
せてくれました。
当時は 今と違い事務所で撮影許可をもらい 許可証を付けると構内に入ることができました。