へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

流産について・14(後悔した事)

2009-08-25 20:59:00 | 流産について
流産について、後悔した事です。
すべて、やっていたらやったことを逆に後悔したかも知れません。

・妊娠中、自分の体のしんどさばかりに没頭して、穏やかに赤ちゃんとすごせなかったこと。
 おなかの赤ちゃんにもっと話しかけたりすればよかった。

・母子手帳をもらっていなかったこと。
 入籍がまだだったので、その手続きをしてから・・・と思っているうちに流産になってしまった。
 赤ちゃんがおなかにいたという証明が、2枚のエコー写真しかない。

・「赤ちゃんを見せてください」と医師に伝えなかったこと
 本当にまだ小さかったし、胎嚢だけで赤ちゃんはいなかったかもしれません。
 また、いたとしても掻爬で子宮内容物とごっちゃになって、見せてもらえなかっただろうと思います。
 また見たら見たで後悔したかも知れません。
 見られなかったそのことよりも、自分の手術への恐浮ノ精一杯で、別れてしまう赤ちゃんを思ってあげられなかったことを後悔しているのかも知れません。

流産について・13(うれしかった言葉)

2009-08-25 20:23:00 | 流産について
流産の診断や手術でつらかったときに、励まされた言葉です。

●夫
(私が妊娠してから流産がわかるまでの)1ヶ月間、実はなんだかうれしかった。
赤ちゃんがくれたプレゼントなのかな。
・・・診断された日、メールで。

●母
小さな命がこれまでがんばっていたんだから、あなたもしっかりね。
一人じゃ不安でしょう。今からそちらに行ってもいいよ。
・・・診断された日、メールで。

●同僚
つらいです。でも近頃の○○ちゃんは、穏やかでいい母の顔をしていましたよ。
・・・・診断された日、メールで。

●大学の友達
今回は残念だったけど、泣きたいときにたくさん泣いて、心にも体にも栄養とってね。
何事もがんばらなくていいからね。

●大学の友達
○○ちゃんと、○○ちゃんを選んで来てくれた赤ちゃんには、少しの間だったけど幸せな気持ちを分けてもらえたことに感謝です

●仕事の先輩
生まれてこられない理由はなんにせよ、必ず意味があった妊娠だったと思います。
出会えなかった赤ちゃんのこと、ずっと思えていてあげてね。
赤ちゃんの分も一回り大きな○○になってください。


勝手に載せてしまってすみません。
ここには書ききれませんが、流産の知らせに返事をくれた全ての皆さんが、
本当にその人それぞれの自分の言葉で、一緒に悲しんでくれたり、いたわってくれました。
ご自分の流産の経験を教えてくれた方もいます。
誰一人として、いい加減な返答をしたり、傷つけるようなことを言う人はいませんでした。
本当に感謝しています。

流産について・12(周りの人の支え)

2009-08-25 19:59:00 | 流産について
妊娠・流産をして、自分がいかに周りの方に恵まれているかを実感しました。
自分が精一杯になっているときに、周りの人々がやさしく暖かく、しっかりと支えてくれたので、流産の事実以上に痛めつけられることなく、徐々に立ち直れているんだと思います。

●母
誰よりも私の妊娠を喜んでくれたのに、流産のことを伝えてからずっと、自分の悲しさもあったでしょうに、冷静に私にアドバイスをし続けてくれました。
母自体は流産の経験もないのに関わらず。


●夫
手術や前処置に付き添ってくれたり、仕事も忙しかっただろうに、私のことをいちばんに考えてくれました。
夜中に目が覚めて泣いてしまったときも、起きてずっと体をさすったり、言葉をかけてくれました。気を張っていてくれたんだと思います。
妊娠中は「なんだか実感ないなあ」と笑っていたのに、流産後、私が「○○君も悲しい?」と馬鹿な質問をしてしまったときに
「あたりまでしょ、初めての子どもだったんだよ」と言ってくれました。
涙なんか見せたことない人なのに、そういう睫が濡れていました。


●友達・職場の同僚など
流産した私に、その人なりの言葉をかけてくれました。
体をいたわるメール。
流産に終わってしまっても、妊娠が無駄な出来事ではなかったという言葉。
言葉はなくても、外で会ったときにやさしく肩をたたいてくれたり。
私が逆の立場だったら、どんな言葉をかけていいのか分からず、
メールだったら無視したり、外で出会っても気づかない振りをしてしまったかもしれません。


●父
流産の知らせの直後に電話をかけてきてくれました。
号泣していました。
手術前だったので「今は自分のことで精一杯なのにお父さんを慰める余裕なんてないよ」と思ってしまったのですが、
今となっては、私が素直に悲しむことができなかったときに、心の底から悲しんでくれたことはありがたいな、と思います。

流産について・11(妊娠のカミングアウトの時期)

2009-08-25 19:35:00 | 流産について
券\人などが妊娠のカミングアウトをするのは、たいてい4・5ヶ月くらいですね。
いわゆる「安定期」に入ってから周りに知らせるの人が多いのでしょう。

私は親しい人や職場の上司・チームの人には病院で妊娠の診断が出てすぐに知らせました。
ほかの人には安定期まで待とうかとも思いましたが、上司が
「母体保護のために、関わる人みんなに知ってもらっていたほうがいいよ」という勧めで、妊娠6週目に伝えました。

早すぎる告白だったかもしれませんが、私の場合とても体がしんどくて、最低限の仕事をするのが精一杯だったので、早めに周りに分かってもらってよかったと思います。
結果的には「喜んでいただいたのに、残念な結果を伝えなければならない」ことになりましたが…。
今度は流産をカミングアウトしなければならず、そのこと自体はとてもつらかったのですが、一緒に悲しんでくれたり、気持ちを分かってくれた方がいたことはとても心強かったです。

でも、遠方の友達などにも同じタイミングで伝えてしまい、
今となっては「ひょっとしたら今の私のように、素直に妊娠を喜べない人にまで伝えてしまったのかも」と、それが気がかりです。




流産について・10(手術後の気持ち)

2009-08-25 10:42:00 | 流産について
手術後はやはり、気持ちが不安定でした。

2日間は母が来てくれていて、そのため妙にハイテンション、
母が帰ってから3日くらいは逆に落ち込んで夜中に泣いたり眠れなかったり。

いちばん苦しかったのは、
「私は幸いにして今まで身近な人を亡くした経験がないけど、いちばん初めにお別れしたのが自分の子どもなのか」
と気づいたときでした。

流産についてのHPなども見て回りました。
そこへの書き込みに参加する気持ちにはまだなれませんでしたが、
同じ思いをした人がいるということを感じるだけで心強くなりました。

赤ちゃんのことを思いだしたり、
妊娠中に思い描いていた未来のことを考えたりすると
「もうそんな未来はなくなったんだ」と泣けてきます。
回数こそ少なくなりましたが、今でもふと思い出すと、外出先でも涙が出そうになって困ります。

流産の診断のときに
「あなたが無理したわけではなくて、受精卵の問題だから、しかたがないんだよ。」
といわれたことを無理に思い込もうとして、
悲しくなったときに
「仕方がない、仕方がない」と自分を納得させようと思っていました。
「ただ運が悪かっただけなんだから、無事に育っている赤ちゃんや妊婦さんにたいしてうらやましいと思ったり、何で私だけと思ったりするのは醜いことだ」
と考えて、町や病院の待合室でそういう気分になるたびに自己嫌悪に陥りました。
特に病院の待合室で診察が終わった妊婦さんが隣でエコー写真を見始めたとき、
叫びだしそうになってしまって、すんでのところで我慢しましたが、
そのような気持ちになったことでものすごく落ち込みました。

でも、1ヶ月たった今、ふと
「仕方がないと思い込むことは流産を乗り越えることではないのでは」と思いました。
「運が悪かった」ことは頭では分かっていても、それを無理に納得しようとするだけではいつまでも引きずってしまうように思います。

これからは悲しくなったり、自分だけどうして、という気持ちになっても
我慢したりそれを醜いことと思わず、
素直にその気持ちを受け止めていこうと思います。