へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

石黒正数:外天楼

2011-12-03 21:45:00 | 漫画
「それでも町は回っている」の石黒正数の新作、ということで読んでみました。
はじめは、いつも通りのほのぼのズッコケ石黒節・・・と思いきや!
話数が進むにつれ、浮「展開に・・・
そして思わず読み返すと、いろいろなところに伏線や、
何気ないワンシーンにも含みを持たせていたんだな、ということがわかります。

ああ、浮「。そしてやりきれない。

1ヶ月で50冊

2011-11-30 20:25:00 | 漫画
TSUTAYAディスカスのレンタルコミックで、漫画を借りまくって読んでいるわけですよ。
気づいたら、1ヶ月弱の間に26冊レンタル×2をしているわけで、
1ヶ月で50冊読んだことに。
自己最高記録じゃない?
漫画喫茶とか行かないし、「読みたいけど、買うまではな~」って漫画が読めるようになって何よりです。

では、読んだ漫画のレヴューなど。


平野耕太「ヘルシング」「ドリフターズ」

なんつうか・・・
濃いです。
料理にたとえると、「餃子の王将」の中華料理のような。
量も半端なくてもたれるんだけど、でも癖になる感。
とくに「ドリフターズ」。
1巻読んだときは、濃すぎて「ああ、もう2巻読めないかも」と思ったのですが…
読み出すと止まらなくなるんだよね。
でも濃ゆくて一気には読めない。
まだ2巻までしか出てない漫画ですが、3巻もその濃さに休み休み、
でもおいしく読むんでしょうね。

「ドリフターズ」は、島津豊久のコスチューム&薩摩弁だけで、
すでに勝ちです。(何に?)
プラス与一の美しさ。たまりませんな。
信長? え? それ誰?

「ヘルシング」のほうは・・・
「かっこいい」だけでこんなに読ませられるものなのか、と驚愕しました。
かっこいいって言ってもイケメン的なかっこよさじゃなくて。
とにかくダーンンッ!!とド派手。やることなすことスケールでかい。
序盤はスチームパンクじゃないのに「トライガン」髣髴とさせる感じ。
徐々に独自の世界観が立ってきます。

登場人物が、もう作者の完全趣味、って感じの
「メガネ」「長髪」「煙草」(たまに眼帯)ぞろい。
よく描き分けできたなあ。
でも、一人ひとりが濃い。
アーカード、今までこんなにキメ顔がキモ顔だったヒーロー(ダークだけど)いますか?
それでもかっこいいんだから、凄いよ。
KOF96(なつかしいね)のゲーニッツと若干どころでなくカブるアンデルセンもいいね。
やっぱ極悪神父は萌えるね。

アーカードの「拘束制御術式第○号開放」とかは非常に弐瓶イズムな感じでよろしいね!
(何言ってるのかわかりませんね、ごめんなさい。)

しかしこの作者の描く女性って、なんでこんなに色気がないんだろう。
胸はあるのに・・・
セラスはかわいいけど、色気はないよね。ミニスカなのに。
戦乙女だからかな? と思ったけどわかった。
この人の絵、脚線美がないんだ。
なるほどねえ。セクシーさを出すのって、胸よりも足なんだね。

対して、少年キャラの妖艶なこと。
こちらは出さなくていい色気ムンムンです。
妖艶少年を描かせたら、高橋葉介かヒラコーで定石。


ヘルシングはアニメにもなってるようですが、
TV放送版は「黒歴史」らしいです。
OVAがかなり完成度高いようなので、そっちをいずれ見てみたい。


あああ、だいぶん長くなってしまった。
他の漫画は、また次回で。

ちはやふる

2011-11-21 20:27:00 | 漫画
うおー。
「ちはやふる」、絶対おもしろいやろな、と思ってたけど
ここまでおもしろい漫画だとは!!
少女マンガ独特の、ねちっこさとか恋愛ゲームみたいなやきもきしたところがないのがいい。
登場人物すべてを愛すべきキャラクターに描きあげる作者に感服。


1日で既刊一気読みしてしまった。
あああ、15巻が待ち遠しい。

そして百人一首。
ひっさしぶりにやりたくなってしまった。
家に札はあるんだけどね(なぜ)。
3人いないとできないのが、かるただよね・・・。

神経衰弱はからっきしだめ(本当に1枚も取れないんです)だけど、
百人一首は人並み程度にはできるもんね。
中学校の学年大会で3位になったもんね(微妙すぎる…)。

しかし今まで鬼気迫ってて浮「、と思ってた競技かるたも、
この漫画読んだらかっこよく思えてきた。感化されすぎ。

テルマエ・ロマエ

2011-11-12 21:36:00 | 漫画
この前TSUTAYAディスカスで大量に借りた漫画ですが。

ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」がおもしろい・・・!

最初にページ開いたときは「うわ、字、多!」と引き気味でしたが・・・
どうしてどうして。
地味ながらも、1話ずつのストーリーパターンが心地よい。

これはお勧めですよ。
そして温泉に入りたい。

MW・手塚治虫

2009-07-30 19:09:00 | 漫画
映画化したものの、映画は観ずに原作を読もうキャンペーン、その1。

玉木宏主演でちょっと興味そそられた「MW」。(別に玉木ファンじゃないんですが)
確か、大昔に漫喫で読んだ気がするなあ~と文庫版を購入して読み直し。
ああ、そうそう、こういう話だった。
(記憶の中では「きりひと賛歌」とごっちゃになっていました)

テーマは「罪深き魂の救済」・・・なのかと思いきや。
2転3転のどんでん返し。さすが手塚!
ラストはちょっと、予想ついちゃいましたが。

うーん、この映画はちょっと観たいかも、と思いきや映画は不振らしい。ナンデ?
と調べると…
作品の大きな軸になっているはずの、主役ふたりの同性愛関係が割愛されてるらしい。
スャ塔Tーたっての願いでそうなったらしいが。
…今更同性愛禁止ってどういうことよ?
それなくしてこの作品の中核は何も描けないじゃないの。
そりゃ面白くないわ。
(普段はアンチBL派ですが。)
玉木も不振に終わってかわいそうに。
彼自身は同性愛描写も受けてたとう精神だったらしいだけに、余計に。

映画観て「あんまりだったな~」と思う方はぜひ原作を。
そして脳内で玉木のあれこれを妄想したってください。