へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

3月に読んだ本まとめ

2015-04-01 19:33:00 | 
2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:3992ページ
ナイス数:1362ナイス

統合失調症 正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)統合失調症 正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)感想
何度目かの再読。図解でわかりやすく、消耗期以降の社会復帰やその後の生活のことへのアドバイスのことなどが豊富なのがいい。(陽性症状は薬で治まる。本当にしんどいのは、そのあとだから・・・)「無理しなくていいんだ」と本人が思うようになってくれたらいいなあ。
読了日:3月31日 著者:
桜の森の満開の下 (ビッグコミックススペシャル)桜の森の満開の下 (ビッグコミックススペシャル)感想
原作と読み比べ。おおお、なんという…。たいがい、原作のある作品の漫画化・映像化はがっくり…となるケースばかりなのだが、今作においては・・・原作と比べて遜色ない、という表現は失礼に当たるか。そこをそのように表現するのか、さすが!と脱帽。巨匠と巨匠がであって、さらに高めあった感じ。絵の、ダイレクトに五感に迫ってくる感じが鳥肌立ちました。
読了日:3月30日 著者:近藤ようこ
桜の森の満開の下桜の森の満開の下感想
大学の近代文学演習で出会ってからいつも、この時期になると読みたくなる。なぜこんなにも、毎年桜に惹かれるのだろう。美しさと、儚さと、そして狂気を求める気持ち。万人の心の中に潜むものを、安吾は物語の力で認知できる現実へ引き出した。我々は山賊であり、刈られた首であり、また女である。
読了日:3月30日 著者:坂口安吾
竜の学校は山の上 九井諒子作品集竜の学校は山の上 九井諒子作品集感想
電子書籍で。ああ~これで刊行されている九井さんの漫画を全部読んでしまった。もったいなや~~~ 今回もバラエティに富んだ短編集。ファンタジー世界のものと、現実世界にファンタジーが食い込んだものと。でも描きたいのは空想ではなく、現実なんだなあ。読んでいて「多文化共生」という言葉が頭に浮かんだ。優しくて、ちょっと胸が痛くなるおはなしの数々。「ダンジョン飯」もおもしろいけど、こういう作りこんだ短編がもっと読みたいなあ。表題作を読んで…ひょっとしたら九井さんて同郷ですか?他作品にも「トチギー島」とか出てきたしw
読了日:3月29日 著者:九井諒子
悶絶スパイラル悶絶スパイラル感想
読んだのは文庫ですが、こちらの表紙のほうが好きなのでこっちで登録w しをんさんの小説はすごくすきなのですが、エッセイはそこまでかなあ~ と思いつつ読み出したけど、結局最後までおもしろく読んでしまいました。漫画に詳しくないとおもしろさ半減かな。読者を意識して、というよりも思いついたことを書き綴った、ブログのようなエッセイでした。島根旅行と結婚式の話が好きです。時代を感じたのは「シャツイン」の話。当時はそれこそおじさんかオタクボーイか、という感じでしたが、最近はおしゃれな人もしてますよね。
読了日:3月27日 著者:三浦しをん
九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)感想
電子書籍で。これも紙の本でほしいかなー。7つのファンタジー。どれがいちばんって…どれもよかった! 甲乙つけがたいです。話の並びもよい。ほろりと来るのもじんわりするのも、軽くて笑えるのも。いろんな話やいろんな絵柄で楽しませてくれます。
読了日:3月26日 著者:九井諒子
1、2、3 (ナショジオワンダーフォトブック)1、2、3 (ナショジオワンダーフォトブック)感想
図書館本。読友さんのレヴューから興味を持って。おおお、この世界に言葉は要らない! 3匹ってところがみそなんでしょうね。何度でも眺めちゃう。一番ずっきゅんやられたのはお母さんときょうだいのゾウさんです。
読了日:3月26日 著者:
勝手に広告勝手に広告感想
読友さんのレヴューから興味を持って。図書館に予約して、取りにいったらおおお、こんなに大きな本だったのね。商品を使ったアート。どれもいいですね。ステープラーのワニにくすりとしたり、ドールと子どものコラボにほっこりしたり。グリコのページに時代を感じたけど、モー娘のCDプレゼントのパッケージからすると15年前くらいか。パッケージには時代を感じるのに、この本のデザイン自体にはむしろ新しさを感じるところがすごいな。Eテレの2355が好きな人なら気に入る本じゃないかな。
読了日:3月26日 著者:中村至男+佐藤雅彦
ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)感想
「ひきだしにテラリウム」がすごくよくて、最近話題のこの本が同じ作者さんと知って。ドラクエ世代にはたまらんです。でもRPGをやったことのない人もきっと楽しめる。干し肉やらよりは栄養価は抜群でしょうが…現実にモンスターを食べたいか? と言われると・・・エルフの子と同じ反応しちゃうだろうなあ。最後に仲間?になった奴が吉と出るか凶と出るか…2巻も楽しみですね。今回はすぐ読みたくて電子書籍で買ってしまった。やはり紙の本のほうがいいなあ、場所とるけど。
読了日:3月26日 著者:九井諒子
現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)感想
再読。あざといですなあ、穂村さん。私も生活が浮「。そして今日は何があるわけでもないのに木星重力に囚われているようで体が重くて仕方がない。ああ。
読了日:3月26日 著者:穂村弘
ひきだしにテラリウムひきだしにテラリウム感想
初読み作家さん。最短では2ページからなるショートショートが盛りだくさん。SF、寓話風、心理劇…など多様な内容に多様な絵柄。読みごたえ抜群でした。よく読みこまないとオチが分からないものや深読みすると浮ュなるもあり、「うまいなー」と感嘆。「スットコ訪問記」の余韻が残る感じが好きです。
読了日:3月26日 著者:九井諒子
スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのかスクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか感想
著者にとってもつらい取材だったことだろう。よくぞ本にまとめてくださった。読んでいる間、怒りで心臓がどきどきした。「子どもたちがその場で『嫌だ』と言えるはずがありません。(中略)何重にも強い権力関係でがんじがらめにされているんですから」(p196)と語る、SSHPの亀井明子さんについてももっと知りたくなった。私も高1のとき、クラス女子全員が担任にバレンタインチョコを強要されたことを「何であの時、思い通りにあげちゃったんだろう(50円のチョコだがw)」と悔いていたが…そのときはそうするしかなかったんだな。
読了日:3月22日 著者:池谷孝司
アジアで花咲け!  なでしこたち たかぎなおこが海外の働き女子に出会う旅アジアで花咲け! なでしこたち たかぎなおこが海外の働き女子に出会う旅感想
NHKの番組の書籍化。なんだろな~、たかぎさんの他の本はどれも好きなのに・・・これはなかなか内容に入れず・・・結局斜め読みしてしまった。私が海外にあまり興味がないから? 取材された女性たちは、どの方も熱心。力強いだけでなく、現地になじむには柔軟さも必要なのですね。私は無理そうだ~。
読了日:3月22日 著者:たかぎなおこ&NHK取材班
カンガルー日和 (講談社文庫)カンガルー日和 (講談社文庫)感想
中学生のときに初めて読んでから何度目かの、久しぶりの再読。むかしは「鏡」と「図書館奇譚」がダントツに好きで、他の作品は「気取ってるなあ」と流し読みしていましたが、さて執筆当時の村上さんの年齢を追い越して読んでみると、なかなか。ゆったりした天気のいい休日の朝に読みたい1冊です。
読了日:3月22日 著者:村上春樹
光ってみえるもの、あれは (中公文庫)光ってみえるもの、あれは (中公文庫)感想
日帰り旅行の移動中に。厚みのある本だがさくさく読めました。川上さんの本ではめずらしく、高校生の男の子が主人公。なんとなく山田詠美「ぼくは勉強ができない」を思い出す。あちらは作者の学校・教師不審がわかりやすく前面に出されているのに対して、こちらはあくまでも主人公が自分を見つめ続ける。超然としているように見える主人公だが、抱える悩みは万人に共感をおぼえさせるだろう。常識的とはいえない登場人物ばかりだが、物語はやさしい。「ふつう」なんてくそくらえだ。青春小説にして川上作品。よい読後感。
読了日:3月21日 著者:川上弘美
Kansai Walker 2015年 2/17 号 [雑誌]Kansai Walker 2015年 2/17 号 [雑誌]感想
美容院で。特集「春のめし旅」、うーん、どれもいいなあ。行きたい! 
読了日:3月14日 著者:
最後の命 (講談社文庫)最後の命 (講談社文庫)感想
「でも、どんな状態であれ、命ってのは厄介なんだ。」(p210) 贖罪のための(本当に償わなければいけないことなのかどうかもわからない、言い換えれば呪いのような)人生の中にも、幸せが訪れることを祈って読了した。
読了日:3月14日 著者:中村文則
絲的サバイバル (講談社文庫)絲的サバイバル (講談社文庫)感想
絲山さんがひたすらひとりで、いろんな場所(キャンプ場はもちろん浜辺や山の沢のそば、はては友人の家の庭や自分の買った土地など)でキャンプをしたエッセイ。飽きるかな?と思ったけれど、そこは著者も思ったようで、文体や作風を変化させつつで、楽しく最後まで読めました。ひとりでも、外でご飯を食べたり酒を飲んだりは楽しそうだけど、キャンプとなると後片付けが面唐ュさすぎて私はやりたくないなあ~。でも、ひとりで野外の暇な夜を過ごす、というところにひとりキャンプの醍醐味があるのでしょう。やたらと酒が飲みたくなる1冊です。
読了日:3月1日 著者:絲山秋子
ときめく星空図鑑 (Book for discovery)ときめく星空図鑑 (Book for discovery)感想
図書館本。ときめく図鑑4冊目。星空を見上げても、オリオン座(たまにカシオペアも)くらいしかわからないので、この本を手にとってみましたが。うーん、読んでもやっぱり覚えられないようで。それはこの本のせいではないです。今度星のきれいなところに行くときは星図盤を持っていこう。
読了日:3月1日 著者:永田美絵,廣瀬匠
勇気づけの子育て入門勇気づけの子育て入門感想
アドラー心理学の考え方による、子育て。(私自身は子育てをしているわけではないのですが…。)漫画+解説でわかりやすい。基本的に漫画だけで完結していて、解説はさらにそれを確認する、という感じ。25年前の発行だけど、内容に古さはあまり感じません。いつの時代も普遍的な悩みを扱っています。アドラーの考え方を生き方に取り入れていきたいけれど、理屈はわかってもなかなか実践に結びつけるのは…。なんでも、アドラーの実践は、アドラー心理学に出会うまで生きてきた年数と同じ年数がかかるそうで。生きているうちには実践できるかしら?
読了日:3月1日 著者:吉村みちこ,川井マキ
ときめく小鳥図鑑 (Book for Discovery)ときめく小鳥図鑑 (Book for Discovery)感想
図書館本。ときめく図鑑シリーズ、3冊目。眺めるだけでも十二分~(*´з`) かわいすぎて身もだえしたくなります。そうか、最近よく見かけるかわいい鳥は「ヤマガラ」だったのね。ヒヨドリサイズだけどヒヨドリじゃない…と思っていたのは「ツグミ」だったかも。あー、この本も手元に置いておきたいです。でも「鳥あるある」は共感できなかった…w
読了日:3月1日 著者:中村文
ダイバー漂流 極限の230キロ (新潮OH!文庫)ダイバー漂流 極限の230キロ (新潮OH!文庫)感想
私の貸した沢木耕太郎「凍」を気に入ってくれた同僚が貸してくれた本。船で遭難しても飢えや乾き、孤独や絶望から3日後までには多くの人が自殺してしまう(!)のに、ダイビング中に黒潮に流された福地さんは、時間にして56時間、距離にして230キロを、海面から首だけ出した状態で漂流し、生きて救出された。数々の運、強靭な肉体や精神力はもちろん、「楽観的な性格」「ャWティブな考え方」の持ち主であることが海難事故から生還するためには不可欠なんだとわかった。私は…おそらく24時間も持つまい笑
読了日:3月1日 著者:小出康太郎

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