へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

1月に読んだ本(2)

2018-02-06 19:36:00 | 
おしりャPット―ウォンバットのあかちゃん (そうえん社写真のえほん)おしりャPット―ウォンバットのあかちゃん (そうえん社写真のえほん)感想
再読。貴重なウォンバット写真絵本。タスマニアの草原に生きるヒメウォンバットのお母さんと赤ちゃん。赤ちゃんは2年もお母さんと一緒に暮らす。五月山動物園に昨年10月に来たちびっ子ウォンバットたちはみんなまだ2歳未満。まだまだお母さんが恋しいよね。じっくりと長い期間、一緒にいていろいろなことを教えてもらうから、一人になっても立派に生きていける。人間も、そうありたいですね。
読了日:01月12日 著者:ゆうき えつこ
ぬるーい地獄の歩き方 (文春文庫)ぬるーい地獄の歩き方 (文春文庫)感想
題名と、石黒亜矢子さんの装画に惹かれて。表紙の絵、なんだかかわいい妖怪?みたいのもいるのですが、亡者はかなりの責め苦にあっています。それと同じように、題名は「ぬるーい地獄」ですが、ぬるくない…。本人にとったらかなりきつい。子役養成所、重労働住み込みバイト、いじめ、失恋、コンプレックスと闇を抱えた人を顧客とするメディカルアーティスト。後半の痔・若はげ・付き人あたりはようやくゆるさを感じられるか。でも痔や若はげを笑っていいのは、当事者だけだ!と世の中に言いたい。松尾スズキだから許される、という表現も多々あり。
読了日:01月10日 著者:松尾 スズキ
はかりきれない世界の単位はかりきれない世界の単位感想
図書館本。地域が限られていたり、かつて使われていたけれど今は使われていなかったり、専門的すぎてあまりに地上では目にしなかったり、というような「単位」の紹介。ちょっと(かなり?)ヒット作の「世界のことば」「世界のことわざ」の便乗本な感じもします(同じ出版社)。「分」はもともとは時間ではなく太さの単位で、馬のしっぽの毛10本分。日本は馬に蹄鉄ではなくわらじを履かせていて、そのわらじが擦り切れる道のりが「馬草鞋」。大体1時間で履き替えさせていたそうな。草鞋をはいた馬…見てみたいなあ。
読了日:01月10日 著者:米澤 敬
レトロ銭湯へようこそ 関西版レトロ銭湯へようこそ 関西版感想
図書館本。全国に残る銭湯はおよそ2000、そのうち800が関西に集中しているという。兵庫の銭湯の特徴、汲み出し用の細長い湯船が面白い。何も知らなかったら、私は面白がって入ってしまいそう。表紙にもなっている大阪の大正湯、タイル画が見事。酒水の名水を沸かす京都伏見の新地湯には一度入ってみたいと思いつつ、午後4時の開店を待てず昼間からへべれけになってしまい断念中。いつかきっと。巻末の銭湯経営を始めた若者の話を読むと、銭湯好きの人は「風呂に入りたいから」以上の思いを銭湯に対して持っているのだとわかった。
読了日:01月09日 著者:松本 康治
天ぷらにソースをかけますか?―ニッャ盗H文化の境界線 (新潮文庫)天ぷらにソースをかけますか?―ニッャ盗H文化の境界線 (新潮文庫)感想
図書館本。題名をはじめ、冷やし中華の呼び方や肉といえば何肉を指すか、甘いお赤飯を食べるか、ニラはお味噌汁の具になるか…などなど、食にまつわる地域による文化の違いを読者からのメールやネット投票により明らかにした企画。ただ投票で差を見つけるだけでなく、その由来を文献に求める調査姿勢も素晴らしい。とっても面白かったのだけれど、続編を読むには勇気がいる。なぜなら読んでいると食欲中枢を大いに刺激されて、とてもお腹が減るのです。読みながらものすごく間食しちゃったよ。巻末の食をめぐる東海道徒歩の旅の紀行文もよかった。
読了日:01月09日 著者:野瀬 泰申
女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。感想
図書館本。かなりの斜め読み。前作の『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』はそこそこ面白く読んだ覚えがあるんだけど、こちらは…私があまり流行とかを追わないタイプだからだろうか。もう40超えたら自分がやりたいことやったらいいじゃん、と思ってしまう。流行に流されている人を批判するのは結局自分だって気になっているからでは。私だって周りの目が気にならないわけではないけれど(いやかなり気になる)、自分が思うほど他人は私のこと気にしてないよ。人のインスタの痛いところを指摘する人も痛い。ほっといてやりなよ。
読了日:01月07日 著者:ジェーン・スー
1月の京都 (京都12か月)1月の京都 (京都12か月)感想
図書館本。京都の新春は汲ノ関する行事が多いのだなあ。「去nめ」というのね。邪気をはらう新具、なるほど。京都の戎さんといえば八坂神社かと思っていたけれど、四条に恵比寿神社なんてのがあったとは存じ上げませんでした。季節の花は蝋梅、猫がたくさんいる梅宮神社が紹介されていました。行ってみようかな。市内ではないけれど、下旬~2月はじめにかけての美山の雪灯廊、前にツアーで行ったことがあるけれどわりと近くからバスが出ていると知ったので今回はそれを使って行ってみたい。
読了日:01月07日 著者:
約束のネバーランド 7 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 7 (ジャンプコミックス)感想
つかの間の休息ができるか、と思ったらそうではなかった。そこにいた大人は闖入者を良しとしない。互いに脅迫しあって、妥協点を見つけることしかできない。でも衣装チェーンジ!で新たなフィールドへ。また次が気になって仕方ない終わり方だよ、とほほ。
読了日:01月06日 著者:出水 ぽすか
空挺ドラゴンズ(1) (アフタヌーンKC)空挺ドラゴンズ(1) (アフタヌーンKC)感想
まず表紙にひかれた。でも「ドラゴン獲って喰う」ってことで「ダンジョン飯」の二番煎じかな、って思って手を出さずにいたのだけれど、今回とうとう。いやいや面白い! ドラゴンの独自な形状、練られた世界観。そしてドラゴンがうまそう。ナウシカやラピュタの世界観が好きな人ならガッツリ心つかまれること請け合い(でもパクリって感じではないのです)。捕竜船に乗っている面々の過去も気になるぅーーー。追いかけます。
読了日:01月06日 著者:桑原 太矩
ネコの裏側 (タツミムック)ネコの裏側 (タツミムック)感想
透明アクリル板のキャットウォークにいる猫さんを下から撮影。肉球好きの人にはたまらん写真集でしょうなあ。私はそれほどでもないので、もっとおなかを押し付けた写真も欲しいところです。
読了日:01月06日 著者:芳澤 ルミ子
鳥の正面顔鳥の正面顔感想
そのままずばりな写真集。鳥さんの正面顔って、かわいいけれどちょっと間抜け。それが172種類もずらずらっと、とにかく羅列して見られます。首の長い鳥さんの正面顔がお気に入り。ベストはアオバトさんの白目向いてるっぽい顔笑
読了日:01月06日 著者:♪鳥くん(永井真人)
あしのゆびに なまえをつけたら……?あしのゆびに なまえをつけたら……?感想
んん? 足の指だってお父さん指、お母さん指・・・じゃないのかな? それを上回る素敵な名前が提示されていなくて、ううん。
読了日:01月06日 著者:ジャン・ルロワ
フワフワさんは けいとやさん (日本傑作絵本シリーズ)フワフワさんは けいとやさん (日本傑作絵本シリーズ)感想
フワフワさんのあたま、地毛ではなく帽子だったのか…という情報はホント、どうでもよくて。 登場人物みんなが優しくていい人で、一生懸命やっていても失敗することもあって。ぎすぎすした大人にこそ読んでほしい1冊です。私も今の時期は朝一番にミルクティーを飲みます。ふわふわさんといっしょ^^
読了日:01月06日 著者:樋勝 朋巳
妖怪の飼育員さん 3 (BUNCH COMICS)妖怪の飼育員さん 3 (BUNCH COMICS)感想
コミックラウンジで。ネットでも読んでましたが、まとめて読むとまたいいですね。九尾の狐の話は初読のような。書き下ろしかな。コロボックルの話、立ち直りの早い大源はほっといていいと思うけど、レルラがかわいそうだな。早く次の恋に出会えますよう。青北風さんがいる限り、上野妖怪園は安泰だね。いろんな番組や漫画、社会事例のパロディも面白い。
読了日:01月06日 著者:藤栄 道彦
大人女子よくばり週末旅手帖 ―建築、鉄道、グルメ、下町―大人女子よくばり週末旅手帖 ―建築、鉄道、グルメ、下町―感想
図書館本。読友さんの感想から手に取りました。これは手元に欲しい! 旅の記録であり、ガイドであり。絵がとってもいいんです。ぺらぺらページをめくって絵を眺めるだけで幸せな気分に。著者はイラストレーターとして活躍する一方、建築設計のお仕事をしているようで、建築物・建築様式に関する記述も多く「ほほう」となります。読んでいて行きたくなったのは秋田、熊牧場で熊を見て、温泉に浸かりたい。「大人女子」と掲げていますが、男女問わずおすすめ。東京・立石のはしご酒探訪はなんと7軒! 酒豪ですな。
読了日:01月04日 著者:なかだえり
とんがり帽子のアトリエ(2)特装版 (プレミアムKC モーニング)とんがり帽子のアトリエ(2)特装版 (プレミアムKC モーニング)感想
金髪登場人物が多い中、表紙の黒巻短髪のアガットがかわいい。1巻ではちょっと嫌なやつ的な登場の仕方だったけれど、成長と成功を焦る彼女の気持ちがわかるととたんに好きになった。すんごい危機が訪れて、それがココのちょっとした思い付きと魔法使いたちの魔法でいとも簡単に解決してしまう展開のくり返しはちょっとなあ~
読了日:01月04日 著者:白浜 鴎
とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)感想
ずっと気になっていた漫画を、レンタルで。絵がとても綺麗。魔法使いのいる世界が舞台。世界観はいいのだけれど、なんか登場人物の性格と行動が現実的でないというか…ストーリー(展開)を練りきれていない感じがする。そのせいで置いてきぼり感があり、物語に浸りきれなくて残念。でも追いかけたくなる魅力がある。2巻も読みます。
読了日:01月04日 著者:白浜 鴎
傘寿まり子(1) (KCデラックス BE LOVE)傘寿まり子(1) (KCデラックス BE LOVE)感想
80歳にして現役ベテラン作家のまり子さんが主人公。「終の棲家」だと思っていた家は4世代同居で彼女の居場所はなく、家出を決行。住む場所も決まらないうちに、運命の相棒、猫のクロちゃんに出会ってしまう。…といった展開。うーん、家族って難しいね。まり子さんは体も元気で気持ちも若いし、行動力があるから自分で道を切り開いていけるけれど「生きていてごめんなさい」と思いつつ家族と同居を余儀なくされている高齢者はたくさんいるのだろう。そう思うとやりきれない。決して社会派の漫画じゃないのだけれど、いろいろ考えてしまう。
読了日:01月03日 著者:おざわ ゆき
猫のお寺の知恩さん 1 (ビッグコミックス)猫のお寺の知恩さん 1 (ビッグコミックス)感想
レンタル。犬猫かわいいけれど・・・ぬるー。実家から離れたいという理由で(それも毒親から逃げるとかじゃなくてたいしたことなさそうなかんじ)、わざわざ田舎の高校受けて親戚の家に下宿だなんて、ちょっと年上のいとこの姉ちゃんと一つ屋根の下とか、ぬるーーーーい! 途中だけどもうやめた。犬猫かわいいけど。作者は尻フェチ、間違いない。
読了日:01月01日 著者:オジロ マコト
進撃の巨人(23) (講談社コミックス)進撃の巨人(23) (講談社コミックス)感想
レンタル。まるまる一冊海の向こう側の人々の話。世界の秘密はもう明かされたというのに、この求心力を保つ物語。すごい。こちら側にはこちら側の正義や暮らしや大事なものや人がそれぞれにあって、どちらが正しい訳でもないのに戦争は続く。この物語に収束はあるのか? ベルセルクみたいになってきたぞ。でもまた、読む。
読了日:01月01日 著者:謗R 創
進撃の巨人(22) (講談社コミックス)進撃の巨人(22) (講談社コミックス)感想
レンタル。明かされる真の歴史、受け継がれる記憶。座標も伏線だったのね。すごいなあ、作者。全部考えてから連載に踏み切ったのだろうか。怒涛の3ヶ月(たった3ヶ月!)から約1年、アルミン海だよ! 海の向こうが楽園でないのが残念だけれど…。リヴァイにも中二病の時期があった模様。黒歴史はそっとしておいて! 偽予告、スクールカースト編続いてるよwwwハンジ先生、メガネいくつ装備しているんですか。リヴァイ班長の職業・・・! ゴス・ミカサも本家と劣らずヤンデレです。
読了日:01月01日 著者:謗R 創
進撃の巨人(21) (講談社コミックス)進撃の巨人(21) (講談社コミックス)感想
レンタル。アルミンかエルヴィンか。究極の選択を迫られるリヴァイ。しかし最後のところで彼は鬼になれなかった。そしてついに地下室へ。「鍵が違う!」からの蹴破りに「そうきたか」と笑 明かされる壁の外の人類の歴史。さあ22巻へ。・・・と思ったけれど偽予告が秀逸すぎてしばし見入ってしまった。サシャとコニーの扱いもひどいけれど、エレンの扱いが…主人公だよね、君?(まあそれは本編でいつも感じていることですが)
読了日:01月01日 著者:謗R 創
進撃の巨人(20) (講談社コミックス)進撃の巨人(20) (講談社コミックス)感想
レンタル。前巻から引き続き、手に汗握り続ける展開。唯一の友に「夢を諦めて死んでくれ」と言ったリヴァイの強さ。エレンを信じて耐えたアルミンの強さ。そして連載3巻目の偽予告の浮「友達…! まとめ読みにしてよかった。さっさと次に行きます。
読了日:01月01日 著者:謗R 創
進撃の巨人(19) (講談社コミックス)進撃の巨人(19) (講談社コミックス)感想
レンタル。アクションに次ぐアクション、見せ場に次ぐ見せ場であっという間に読了。ああ、ハンジさーん!
読了日:01月01日 著者:謗R 創
進撃の巨人(18) (講談社コミックス)進撃の巨人(18) (講談社コミックス)感想
レンタル。新年1発目がこんな殺伐とした漫画でいいのか。まあ読んでしまったんだから仕方がない。語られる、グリシャの過去。そしてあのブランブラン事件にはこんな伏線があっただなんて。作者やるなあ。「自分で言うのもなんだけど、オレもっと大事にされたほうがいいと思う」に笑った。こういうヌケ感があるところがこの漫画の魅力をさらに増していると思う。とはいえ調査兵団(と言うか人類)かなりピンチ。うおお、と次巻へ。
読了日:01月01日 著者:謗R 創

読書メーター<



1月に読んだ本(1)

2018-02-06 19:34:00 | 
1月の読書メーター
読んだ本の数:56
読んだページ数:7655
ナイス数:7306

ネコのキモチ解剖図鑑ネコのキモチ解剖図鑑感想
図書館、新着コーナーから。猫の飼育入門書。目新しい感じはありませんが、さらっと読みやすく、獣医さんが監修しているので「こんなときは病気を疑って」情報満載。イラストがとってもかわいいです。
読了日:01月31日 著者:服部 幸
きりのなかのサーカスきりのなかのサーカス感想
図書館本。手に取るきっかけはMOEの大人の絵本特集。こんな絵本があっただなんて、というよりもこんな表現方法があっただなんて、と目からウロコ。トレーシングペーパーで霧を表現する手法も穴あき仕鰍ッも1968年初版とは思えない斬新さ、そして詩的な内容にやられました。
読了日:01月31日 著者:ブルーノ ムナーリ
闇金ウシジマくん 8 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 8 (ビッグコミックス)感想
スーパー銭湯ラウンジにて。前巻では「ドクズ野郎」と思った宇津井(息子)だけど、この巻ではなんだか同情というか共感してしまった。たったひとつ欲しいものは金ではなく自信、ていうのがもう…。平凡な主婦を闇金地獄に騙して堕とすウシジマに、今回は反感を覚える。
読了日:01月30日 著者:真鍋 昌平
自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ感想
立ち読みでパラパラっと。うつは今までの生き方の歪みが出た結果だ、と病歴2年にして思う(いわゆる内因性のうつはその限りではないけれど)。思い当たることがたくさん。「聡怩窿Sミの捨て方がわからない」など、自分の恥部とも言えるエピソードをよく書かれたな。うつの時に「運動」って聞くとすごく抵抗あるけど、症状が軽くなってくれば自然と動きたくなるような気も。だからしんどい時期に無理に「運動しなきゃ!」て思わないほうがいいのかもね。過去も未来も見ずに今だけを見よう。
読了日:01月30日 著者:岡 映里,瀧波 ユカリ
えがないえほんえがないえほん感想
話題の本、立ち読みで。下ネタがなかったら評価した。惜しいね。
読了日:01月30日 著者:B J ノヴァク,B. J. Novak
パンのおうさまパンのおうさま感想
立ち読みで失礼。パンみたいな質感の装丁。パン大好きな王様の命令により、国中のものがパンになったら?の顛末。「かいパン」に笑いました。この本は王様の命がとけた後の名残かもしれないね。
読了日:01月30日 著者:えぐち りか
おじいちゃんとパンおじいちゃんとパン感想
立ち読みで失礼。大人向け絵本。ラムレーズンのやつが食べたくなりました。
読了日:01月30日 著者:たな
ゆるふわ昆虫図鑑 気持ちがゆる~くなる虫ライフゆるふわ昆虫図鑑 気持ちがゆる~くなる虫ライフ感想
立ち読みで失礼。図鑑じゃなくて漫画でした。緩いタッチの絵と内容で、なごみます。虫、みんな同じ顔だけど。虫よりカエルの方がリアルだけど。
読了日:01月30日 著者:じゅえき 太郎
たべたいの (新潮新書)たべたいの (新潮新書)感想
図書館本。食べ物エッセイなのに、この熱量の小ささ。おいしそうでもまずそうでもなく、こんなに淡々と語られる食べ物エッセイは初めて。でも面白く読みました。年齢が近いせいか、世代ネタには強く共感。「オレンジ色の細長い虫」…私も大変失望しました。最速の時間で。しかし練り物に流れ者の悲哀を見い出したり、田麩に愛の甘さの刹那を背負わせたり、さすが壇蜜さんただものじゃない。
読了日:01月28日 著者:壇蜜
死ぬかと思ったWH (アスペクト文庫 A 2-2)死ぬかと思ったWH (アスペクト文庫 A 2-2)感想
webやぎの目で好評だったコーナー「死ぬかと思った」の漫画化。漫画はパクリ画風(褒めてます)の田中圭一氏。大人のネタ多目。笑って済まされたり本人の中の黒歴史で終わるものがほとんどだけれど、中には引くぐらいの話も。氷枕だと思ったら冷凍イカだった話がいちばん好き。巻末の田中氏の「死ぬかと思った2011」はネットリテラシー違反に出会い系に7万課金など、いい歳なのにシャレにならないネタ満載でびっくり。引っ越したら前の住人がまだ住んでいて、とりあえず荷物を出して聡怩オないまま家具入れて住むの、私は絶対嫌。
読了日:01月28日 著者:田中 圭一,林 雄司【原案協力】
ぶさにゃんぶさにゃん感想
「必死すぎるネコ」の著者の写真集第1作目。タイトルから不細工なネコさんの写真集かと思いきやそうではなく、「ぶさにゃん先輩」と呼んでいたネコのおかげで写真家になれた、という著者の経緯からだそうで。ちなみに表紙の猫さんではない。中身のコンセプトは「必死すぎるネコ」同様、必死に生きる外猫さんたちのナチュラルな姿を撮ったもの。うん、好きです。
読了日:01月26日 著者:沖 昌之
アナザー修学旅行アナザー修学旅行感想
図書館本。修学旅行にいけなかった組の3日間。帯に「リアル」って書いてあるけれど、うーん。学校に登校できるのに修学旅行に行けない生徒が7人もいるとか、登場人物が漫画のキャラクターみたいとか、他学年の担任っぽいのに3日間自習の監督をしてくれている安藤先生ってなんなん、とか公立中学校は謹慎とかねーだろ、保健の先生の代替って…などなど設定にも、「大人が考える中学生像」にもリアルさは皆無だと思うけど、さくっと読めてまあ面白かった。「いいお話」。「ホーム」の子がそのこと気にせず学校生活を営める、こんな学校理想だね。
読了日:01月26日 著者:有沢 佳映
進撃の巨人(24) (講談社コミックス)進撃の巨人(24) (講談社コミックス)感想
レンタルコミックラウンジにて。エルディア側の人たちの過去話、悲しい話だな、と思い読んでいたら、え?え?え??!! 最後ページに持っていかれました。似てるなあーと思いはしたけどまさかまさか。何のためにここへ?彼はひとりで?3年間で何があったの、気になるう! 巻末の偽予告だけが私の心の癒しです。
読了日:01月22日 著者:謗R 創
NHK 短歌 2010年 09月号 [雑誌]NHK 短歌 2010年 09月号 [雑誌]感想
図書館本。大松達知の歌集がなかったので、自選50首が載っているこれを。英語教諭である歌人、生徒に寄り添う優しい歌が多い。妙に戦争を意識しすぎたような歌がちょっと引っかかる。好きな歌:「わが足の裏を揉みつつ妻言へり 授業のない日は足が柔らかい」「よく笑ふ親の子供はよく笑ふ なんでもなくてしあはせなこと」「誤植あり。中の駅徒歩十二年。それでもいいかもしれないけれど」「なにゆゑかひとりで池を五周する人あり算数の入試問題に」「アドレスのkim-tea-hyungはおそらく本名ならん金原君の」
読了日:01月19日 著者:
ムー公式 実践・超日常英会話ムー公式 実践・超日常英会話感想
アメトーーク読書倹lでカズレーザーが紹介した本のようです。UFO、UMA、怪奇現象、陰謀説などなどに関する英会話実例集。「昨日の夜にUFOを見てから、丸一日分の記憶がない。」「チュパカブラをゆるキャラとして町おこしすることにした。」などなど。いつ使うんだ!なんてことは言いっこなしよ。例文だけでなく、それに対する解説や一言コラム的な読み物も充実しているところがいいですね。
読了日:01月19日 著者:宇佐 和通
たんぽるぽる (かばんBOOKS)たんぽるぽる (かばんBOOKS)感想
図書館本。穂村弘の「手紙魔まみ、夏の引越し」のモデルになった人物の歌集、14年分の歌の中からの自選。人物同様サイケデリックな感じやあやうい狂気が漂うが、素直に夫のことを読んだやさしい歌が好き。博愛というか生命賛歌のような歌も多いが本当の意味での博愛ではなく、そうすることで自分を許して欲しい、愛して欲しいという気持ちのあらわれのように感じる。
読了日:01月17日 著者:雪舟 えま
ボールコロゲテ スメ[ツの俳句 (めくってびっくり俳句絵本 3)ボールコロゲテ スメ[ツの俳句 (めくってびっくり俳句絵本 3)感想
図書館本、スメ[ツの俳句というめずらしいくくりの句集。人間たちがスメ[ツを楽しむ場面にたたずむ親子熊の絵が秀逸。西瓜割りもスメ[ツなのか笑
読了日:01月17日 著者:
力いっぱいきりぎりす (めくってびっくり俳句絵本 2)力いっぱいきりぎりす (めくってびっくり俳句絵本 2)感想
図書館本。芭蕉や一茶から現代俳句まで。えっ、「長生きの象を洗ひぬ天の川」は、実際に象を洗っているんじゃなくて天の川が象を洗っている、ということじゃないの? 「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」、いやいや人間に生まれたわれわれこそ、じゃんけんの敗者じゃないのだろうか。
読了日:01月17日 著者:村井 康司
闇金ウシジマくん 7 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 7 (ビッグコミックス)感想
芳則と杏奈からダブ取り! ひぇー、裏稼業の人のやり方はアコギだのう。しかし「信じる強さが欲しいから」って理由で墨入れるモコちゃん…あああ、ダメだこりゃ。瑞樹さんはご愁傷様です。魂ぬけるよ、ホンマ。新シリーズはフリーターくん。またクズが出てきよったで。こんな家、解散しちまえばいいんだよ。
読了日:01月16日 著者:真鍋 昌平
闇金ウシジマくん 6 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 6 (ビッグコミックス)感想
フーゾクくん、女の子3人の群像劇で面白い。しかし男はまたもやクズしか出てこない!
読了日:01月16日 著者:真鍋 昌平
闇金ウシジマくん 5 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 5 (ビッグコミックス)感想
スーパー銭湯で。ギャル汚くんはクズしか出てこなかったなあ。この漫画を読むたびにギャンブルと借金だけは絶対にすまい、と思います。ブランドとかに興味がなくて、本や動物が趣味でよかった。
読了日:01月16日 著者:真鍋 昌平
三つかぞえて 日常の俳句 (めくってびっくり俳句絵本 5)三つかぞえて 日常の俳句 (めくってびっくり俳句絵本 5)感想
図書館本。短歌だけでなく、めくってびっくりシリーズは俳句もあるのね。でも俳句は、解説いらんのでは…と思ってしまった。ちょっと無機質でかわいらしいメリンダ・パイノさんの絵が素敵。住宅顕信、岡田幸生の自由律俳句をもっと読んでみたいと思った。
読了日:01月14日 著者:村井 康司
「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方感想
図書館本。認知行動療法の一つである「コーピング」のテクニックについて書かれた本。ャWティブなセルフトークでネガティブな自動思考を打ち消す、クリップ100個を移し変えることで自分のネガティブ思考に気づく、感情別マイソングでパブロフの犬効果を得る、ネガティブ思考が出てきたら手首にはめた輪ゴムをパチンとする…どれもこれも簡単に実践できるものだけれど…。うーん、なんというかうわべだけのテクニックな気がしてしまう。自己暗示が上手にできる人はいいかも。私はネガティブな感情も大事にしたいから、このやり方は合わないな。
読了日:01月14日 著者:田中ウルヴェ京
みみずくは黄昏に飛びたつみみずくは黄昏に飛びたつ感想
図書館本。「騎士団長殺し」読了時に、読友さんから勧めていただき、読みました。とてもよかった。川上さんは優れた書き手でありながら、とても優れた読み手でありインタビュアーだ。対して答える村上さんも誠実に言葉を返しており、自分の作品なのに「そんなこと書いてたっけ?」って返しの多さに笑。いちばん納得したのは地下二階の部屋にもぐることについて、また地下一階は「クヨクヨ室」で自我にあたり、ここで展開される作品が私は苦手な理由もなんとなくわかった。読み手に解釈を全て委ねる村上さんの潔さ。村上さん、今後も信頼しています笑
読了日:01月14日 著者:川上 未映子,村上 春樹
料理しなんしょ料理しなんしょ感想
蔦屋書店で。これも対象年齢がよくわからない本。まったくの料理未経験の主人公コッペちゃんが、荒神様のおつかいのイモリとヤモリに教わりながら、1か月にひとつずつ、料理の練習をする。火も使わないものからはじめて、出汁をとったり、最終的には肉を焼いたりデザートを作ったりできるようになる、というストーリーを楽しむとともに、一緒に作れば料理が上達できる、という本。ただ字が小さくてお子さんには読みにくいような。実は大人向けなのかな。他にはないオリジナリティーのある本です。
読了日:01月13日 著者:まるもと ただゆき
さわれる まなべる みぢかな どうぶつさわれる まなべる みぢかな どうぶつ感想
蔦屋書店で。どうぶつさんたちの身体の一部にファーが使われていて、さわさわできる。ただ、亀以外はどのどうぶつもおなじような感じの手触りだなあ、と。説明は割と大きい子向けな気もするし、対象年齢がよくわからん。
読了日:01月13日 著者:
太古の世界 恐竜時代 (しかけえほん)太古の世界 恐竜時代 (しかけえほん)感想
蔦屋書店で。立体仕鰍ッ絵本の極致! すごいすごい、これでもかー!というくらいャbプアップに次ぐャbプアップ。ただ、ある程度年齢が上の子じゃないと、仕鰍ッがすぐ破壊されて終わりそう。
読了日:01月13日 著者:ロバート サブダ,M. ラインハート
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2感想
蔦屋書店で。子猫がやってきた! 写真で見ると「きゃわわ」なのに、この絵ったら。でもなんか似てるのよね、不思議。猫を飼うことは猫の奴隷になることだ、というのがよくわかる。立ち読みなのに何度も大笑いしそうになってヤバかった。しかし前の家の大家、最悪やな! 勝手に鍵開けて入るとか、しかも土足で。
読了日:01月12日 著者:鴻池 剛
はちわれ兄弟はちわれ兄弟感想
蔦屋書店で。模様がそっくりな兄弟、なんと犬と猫! 秋田犬の優しいお兄ちゃんとヤンチャな子猫の弟。ひっついてる写真やら、弟がマタタビ拳(何かにじゃれついていると思われる)を炸裂しているところを「ようやるね」的視線で見守るにいちゃんやら、大変和みます。大きくなっても仲良しでいてね。
読了日:01月12日 著者:笠 光生
団地の見究団地の見究感想
蔦屋書店で。団地一棟の全景をカタログのように撮り収めた本。薄曇りの日を選んで撮影したというこだわり様。解説はかなりマニアックかつ自己完結的。女性的な?ダンディーな団地?ううむ、わからない。わからないが、面白い笑 私が好きなフォルムはスキップフロアの団地。しかしどうやって目的の部屋にたどり着けばいいのやら、宅配業者泣かせの団地だ。住むのに便利なのは、下に生活センターや図書館を併設、駅近の蒲田駅前ハイツ。
読了日:01月12日 著者:大山 顕
もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない (幻冬舎新書)もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない (幻冬舎新書)感想
さらっと読めました。タイトルは、増えつつある介護殺人を起こさないため。早いうちに親離れをし、親のほうは「とっとと死ぬ」ことを勧める。日本でも安楽死法案が可決されることを願う私であります(苦しみながら生きながらえるのはいやだから)が、実際自分ではなく家族に延命治療の必要性ができたら自分と同じように「必要なし」と思えるかどうかは疑問。大切な人には少しでも長く生きて欲しいと願ってしまいそう。また、本人に意思伝達の機能がなくなってしまったら? 重度障害者は? などを考えると、合法的安楽死はまだ難しいと感じる。
読了日:01月12日 著者:島田 裕巳
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