へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

もやもや案件

2022-01-26 12:41:00 | ノンジャンル
古い分譲団地に住んでいる。
昨年度、管理組合の理事に当たったのだがこれが本当に大変だった。
20年に一度公平にまわってくる分担とはいえ、無償でやるのが信じられないくらいの大変さだった。
5年ほど前から管理会社と契約して、理事の仕事内容がだいぶ軽減されたようだが、それでも。

160戸もあれば、そりゃ考え方もいろんな人がいる。
でもお互い譲り合ってやっていきましょうや、という気持ちでみんながやっていかないと、役に当たっている人に信じられないくらいの負担がいく。

さて、今年度に入ってから、掲示板に「ペット禁止」の通知の張り紙がされた。
元々規約で禁止されているけれど、それを破って飼っている人が増えてきたようで、管理組合に苦情が入る→その対策として貼られた通知のようだ。
「まあそうだわなぁ」と言う思いと、「でも禁止と言われても、今すでに飼ってしまってる人はどうにもできんやろ」と言う思いを両方感じた。
(だって飼ったらダメ、と言われたからって、ペットをどうしたらいいの? 譲渡先が見つからない場合は保健所?)

そのまま数ヶ月経ち、きのう。
その張り紙に、大きな赤い文字で「古い反対!」と書き殴られていた。うちの棟だけでなく、よその掲示板も見たら書かれていた。
すごく嫌なものを見た気持ちになった。
そしてその張り紙は、今朝には剥がされていた。

おそらく、規約を破ってペットを飼育している人(もしくは飼育したい人?この線は低いだろうけど)が行った暴挙だろう。
規約を改正したくば、住民の意見を集めて提案→総会で決議、という穏便な解決方法もあるのに、なぜこのような行動に出たのか。
1.うちの団地はわりと保守的な、古くからの住民が多い。
2.実際にすでにペットを飼っている人は、近所の人から(直接は言われないかも知れないが態度でわかるような)批判を受け取り、肩身が狭い。除け者にされている気持ちになっている(これは自業自得だろう、というのは真っ当だけど、ここは当事者の気持ちを推察してみた)
3.さらに管理組合からの張り紙で、住民全体から非難されているような気持ちになった。
4.そこから数ヶ月経った最近、赤文字を書くきっかけになるような、直接的な指導や嫌がらせがあったのかも知れない。

ということで、管理組合が対策を取れば取るほど、当事者は追い詰められて言ったのだろう。

そもそもペット禁止なのはなぜか。
1.近所の騒音や悪臭被害の原因になる。
2.臭いなどで資産価値が下がる。
3.散歩などでフンの問題など、ほかの厄介ごとが増える。
4.(団地設立当時は考慮されてなかっただろうが)アレルギーの原因になる。
このあたりだろうか。

それでも(そのデメリットを負ってまで)ペットを飼う人はどうしてだろう。
1.わがまま
といっては元も子もないので、もう少し掘り下げる。
2.高齢化して一人暮らしになった住民が寂しさを紛らわせるために。
3.高齢化して一人暮らしになった住民のところにその子ども世代が、前の家で飼っていたペットを連れたまま同居のため越してきた。

3はのっぴきならない理由に思われる。
だからと言って、勝手に飼ったらいかん、という前提は変わらないけれど。
だけど、全ての人が規約を変えるための手続きにたどり着くとは限らない。
賃貸なら「守れないなら出て行って」ですむけれど、分譲だからそうはいかない。

かと言ってこのままではペット飼育の住民とその他住民(管理組合側)に溝が深まるばかりだ。
どうしたものか。
管理組合に投書でもしてみるか。

追記:上の文章を職場で書いて、家に帰ってきたらはがされた張り紙と同じ内容のものが部分的に赤線で強調され、ラミネート加工を施されて貼り直されていた。火に油だよこれじゃ。あーあ。